...「八九間雨柳(はつくけんやなぎ)」といふ士朗(しらう)の編んだ俳書などは勝峯晉風(かつみねしんぷう)氏の文庫と天下に二冊しかなかつたやうに記憶してゐるが...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...俳書の装幀(さうてい)も芭蕉以前は華美を好んだのにも関らず...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...「秋風や張子の虎の動き様」など宝暦頃の俳書にもあり...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...これは『俳句界四年間』と題した俳書堂出版の俳諧叢書のうちに収録してある...
高浜虚子 「子規居士と余」
...過日子規より俳書十数巻寄贈し来り候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...積んであるものは俳書ばかりで...
高浜虚子 「椿子物語」
...まず俳書大系を通読したいと思う...
種田山頭火 「雑記」
...安永頃の俳書『名所方角集(めいしょほうがくしゅう)』に富士眺望と題して名月や富士見ゆるかと駿河町(するがちょう)素竜半分は江戸のものなり不尽(ふじ)の雪立志(りゅうし)富士を見て忘れんとしたり大晦日(おおみそか)宝馬十余年前(ぜん)楽天居(らくてんきょ)小波山人(さざなみさんじん)の許(もと)に集まるわれら木曜会の会員に羅臥雲(らがうん)と呼ぶ眉目(びもく)秀麗なる清客(しんきゃく)があった...
永井荷風 「日和下駄」
...俳書浄瑠璃本黄表紙洒落本なぞに明きは下谷御徒町の吉田なるべし...
永井荷風 「古本評判記」
...側には俳書らしいのを入れた本箱...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...側には俳書らしいのを入れた本箱...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...〔中村楽天著『徒歩旅行』俳書堂 明治35・7・9刊〕...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...古俳書を読むには歴史的...
正岡子規 「俳諧大要」
...古俳書を繙(ひもと)きて他人の句中より新思想を得来(えきた)るまた可なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...二巻の俳書を見る...
正岡子規 「俳句の初歩」
...それで試験があると前二日位に準備にかかるのでその時は机の近辺にある俳書でも何でも尽(ことごと)く片付けてしまふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...かう書きながら座右の俳書をひるがへしてゐると...
三好達治 「ケシの花」
...同じ俳書にまたこんな句が見つかつた...
三好達治 「ケシの花」
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