...親しい俳友の句集が出るといふ事は誰の句集であつても喜ばしいことに思へるのであるけれども...
高浜虚子 「川端茅舎句集」
...楽しみとするところは東京俳友の消息に有之...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...果して氏の要求通り私は東京俳友の消息を氏に知らすことをしたかどうか...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...いわゆる東京の俳友の消息なるものが私にとってそれほど興味あることでなかったがために...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その頃は僅かに東京俳友の消息を聞いて...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...今までは漱石氏は英文学者として、私の尊敬する先輩として、また俳友として、利害関係の無い交際であったのであって、何か文章を書くように勧めて「猫」の第一回が出来たのも、それを以て『ホトトギス』の紙上を飾ろうとか、雑誌の売れ行きを増そうとか、そういうような考は少しもなく、尊敬する漱石氏が蘊蓄(うんちく)を傾けて文章を作ってみたらよかろうという位な軽い考であったのであるが、一度び「猫」が紙上に発表されて、それが読書界の人気を得て雑誌の売行(うりゆ)きが増してみると、発行人としての私は勢い『ホトトギス』のために氏の寄稿を要望せねばならぬような破目になって来た...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...妻も嫁(めと)らず時どき訪れて来る俳友の他には...
田中貢太郎 「狸と俳人」
...私は俳友の鈴木寿月君のことが気になったので...
田中貢太郎 「変災序記」
...宮崎の俳友との第二回会合は明後日あたりの約束だけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...或る俳友が訪ねて来て...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...翌朝(あした)谷中の俳友が訪ねて来た時...
徳田秋声 「黴」
...」裁卸(たちおろ)しの夏羽織を着た俳友は...
徳田秋声 「黴」
...俳友はいろいろの話を聴き取ってから...
徳田秋声 「黴」
...俳友の国手石亭(ドクトルせきてい)が葱(ねぎ)とビールをさげてやってきた...
久生十蘭 「水草」
...俳友小川破笠(おがわはりゅう)と共に江戸茅場町(かやばちょう)の裏店に棲んでいた...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...主人竹雨と俳友の客二氏が...
吉川英治 「年譜」
...子葉は俳友の雪中庵が...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...その翌晩ちょうど遊びに来た俳友の一人に...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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