...2「菩薩涅槃を修むる時身と心とに苦あり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...物理学者と称せらるるものなどはその修むる専門の知識においては万人の権威であるべき訳である...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...彼れ往時英国の某大学に在て法律を修む偶々試験あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...從つて退いて徳を修むることが聖人の不遇なる場合の理想となつてゐる...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...北斎は初め勝川春章(かつかわしゅんしょう)につきて浮世絵の描法を修むるの傍(かたわら)堤等琳(つつみとうりん)の門に入りて狩野(かのう)の古法を窺(うかが)ひ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...読めば忽(たちまち)和臭の弊に陥るべしとは其の道を修むる人の斉しく言う処なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...八重唯舞ふ事を能(よ)くするのみにあらず哥沢節(うたざわぶし)は既に名取(なとり)なり近頃また河東(かとう)を修むと聞く...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...また吾々教育家として大切な児童を預るに付けて己自ら先きに修むべき点は沢山あると思われます...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...先ず己れの修むべきところのものは充分にこれを修め...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...専門的に修むる者にあらざれば...
新渡戸稲造 「自警録」
...竹を栽(き)って木を修むるような仕儀に立ち至らしむるよりは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...口に修身論を講じて一身の徳を修むるを知らず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これを修めんとして修むべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...今の青年は自己の当然修むべき学業を棄てて...
二葉亭四迷 「平凡」
...五年の修養の時代は己を修むる時代であるから...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...これを修むるものも断続している...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...自ら譲て偏に大方を修む...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...儒者は孔子をまもりて其経を修むるものなり...
森鴎外 「渋江抽斎」
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