...偃松で織りなされた緑の毛氈を敷ける二の俣赤ノ岳とが...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...一方査定会一派の動きも翌年三月までに足利町及び吾妻、毛野、富田、小俣、坂西、梁田、筑波、山辺の村々を徐々に蝕んで、それぞれ総代と称する者たちが契約書に捺印した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...残りの半数が利根川縁の川俣へさしかかる頃には夜が明けた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...道俣(ちまた)の神七...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...我が手俣(たなまた)より漏(く)きし子なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...河俣(かはまた)毘賣に娶(あ)ひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...八俣(やまた)の大蛇(おろち)と申します怖(おそ)ろしい大じゃが...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...日光の川俣(かはまた)温泉...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...私達が女達は川俣へ歸る所だといふと...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...川俣踏絵たらいうダンサーが筋向いにいるんですが...
久生十蘭 「魔都」
...山木元吉と川俣踏絵が抱き合わんばかりにしている紅情纒綿たる隣座敷へ...
久生十蘭 「魔都」
...相州箱根宮城野村なる勝俣某の邸内にあるもので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...北俣沢は本流と見まごうばかりに大きく滔々と流れ込んでいる...
松濤明 「春の遠山入り」
...陸奥北津軽郡三好村大字鶴ヶ岡字川袋越後中頸城(なかくびき)郡中吉川村大字河沢字西袋近江栗太(くりもと)郡物部(ものべ)村大字勝部字中袋肥後葦北(あしきた)郡水俣(みなまた)村大字袋などがある...
柳田國男 「地名の研究」
...二つの丘陵の尾崎が併行して海に突き出している所あたかも二俣(ふたまた)大根などのごとく...
柳田國男 「地名の研究」
...奥仙俣(おくせんまた)の杉山忠蔵という人が...
柳田国男 「山の人生」
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横瀬夜雨 「花守」
...なお佇(たたず)んでいるうち、高坂隊の先手を防いで、ようやく血路をひらいた鬼小島、永井、竹俣など数名も、朱にまみれたすがたをもって、ここに寄り集まった...
吉川英治 「上杉謙信」
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