...(尚又我等の信頼するホツプ夫人に対する報酬は嘗て夫人が女優たりし時の日当に従ひて支弁したり...
芥川龍之介 「河童」
...君はまだ先王(せんわう)の道に信頼することが出来た」とか何(なん)とか書かれたやうに記憶してゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...現實模倣主義の背景には現實に信頼する樂天主義がなければならぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...若し俺の貧弱なる經驗に信頼する事が出來るならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...私は彼を一つの点で信頼することが出来ると確信した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...押川先生には大いに信頼するところがあった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...もっとうんと信頼するつもりだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...最も信頼するに足る証拠に基いてなされているのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...多少信頼するに足りるような客観的な立場から書いたものには...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...安心して信頼するに足るべき點が少くない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...私は信頼する妻にその夜すぐ...
永井隆 「この子を残して」
...新聞記者の敏腕に信頼するのはよいが...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...必ずしも此の鑑定を絶対に信頼する必要もなく...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...しかしもし支那人の著述者自身を信頼するならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...お玉に信頼する念を起さしめるには...
森鴎外 「雁」
...中には衆愚がお前の序文に信頼するから不本意ながら書かせるのだと明言する人もある...
森林太郎 「翻譯に就いて」
...自分の命をまもるために自分自身の勇気に信頼するだけでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他のどんな話よりも海軍を信頼する気になる...
横光利一 「欧洲紀行」
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