...他人の経験を信頼することは後になって誤であることが判る安全性の基礎かも知れない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...自己の一切を傾倒して他人に信頼する力とが薄弱になつてゐるからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...日本の文化を尊重しそれに信頼する念はおのずから支那人の間に湧いて来るに違いない...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...それが実在の模写の単位として確実で信頼するに足るということの証拠がなければならないが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...病気といえばいつもよく看護してもらったからというばかりではなく偶然の事情から充分に姉を信頼することができたからである...
中勘助 「母の死」
...定吉はこの世で一番信頼する母親の手で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ところが僕は役人共の目に信頼することが出来ないから...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...だって信頼する男の前で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...信頼する者の胸に凭り掛つた...
牧野信一 「歌へる日まで」
...途中の様々な難所は私の信頼するゼーロンの勇気を借りなければ...
牧野信一 「ゼーロン」
...なにもそれは信頼するには足りないことを十分に承知していなければならない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかし上述の理由でこれはほとんど信頼することが出来ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自己の呼び掛けに対して他が必ず応えるであろうと信頼する...
三木清 「哲学入門」
...ゴッホは自分の弟を最も信頼する画商として持っていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かかる不思議なる凪を信頼するわれならんや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...底抜けなほど人間を信頼する...
山本周五郎 「風流太平記」
...もうちっとも信頼することが出来なくなっておるんでございますの...
横光利一 「上海」
...鹿児島にはシャビエルの信頼するヤジローを残したが...
和辻哲郎 「鎖国」
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人は見かけによらぬもの 貧弱な すっぽり
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