...おれの云ふことなんか、田村の友人だから、信じないツて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分の霊魂(たましひ)と自分の女房(かない)を信じない人も...
薄田泣菫 「茶話」
...フランス人の秩序なんて信じないけれど...
太宰治 「乞食学生」
...光栄をさえ信じない...
太宰治 「春の盗賊」
...わしが信じないのは伝説じゃありませんのじゃ――それは歴史ですわい」ダイアナ夫人は凶事予言者についての彼女の恍惚から少し恢復した...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...信じないかどちらだってかまわん...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...なんとも仕方がありません! 皆がわたしを信じないで...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...私は他(ひと)を信じないと心に誓いながら...
夏目漱石 「こころ」
...「わたしの信じない神さま...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...彼女は私だと信じないだろう...
平林初之輔 「秘密」
...頼山陽(らいさんよう)なども甚(はなは)だ信じない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...狐狸(きつねたぬき)が付くと云うようなことは初めから馬鹿にして少しも信じない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もちろんルペラ男爵が信じない理由はないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それほどまでにはと話を聞いては人が信じないほど中将を院はお愛しになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしはそれぞれが主張する権利のどっちも信じない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むやみに専門家の独断を信じないことにしよう...
柳田国男 「雪国の春」
...妻はそれを信じない...
山川方夫 「予感」
...懐柔するにはやさしい相手ですよ」「それは結構だ」「貴方は信じないんですか」「そんなことはないよ」「よろしい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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