...いつまでも保存するやうにすることが...
會津八一 「拓本の話」
...この十円札を保存するためには...
芥川龍之介 「十円札」
...かえってその原形を保存するに都合がよかったのであります(沖縄の女子が古来学問をしなかったということは面白いところであります)...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...日本有数の権威者である)英訳出来なかった平次捕物控野村 蒐集したレコードを保存するのに鉄筋コンクリートの倉庫でも建てたいと思っているんだが……...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...そこで私は第一章総論の節(第四)において「俳句には必ず季のものを詠みこみます」という断定を下しておいたそれをやはりそのまま保存する必要をみるのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...なるべく原形を保存する形で文字に表記したものと考えられるが...
武田祐吉 「古事記」
...しかしたしかに彼等は私を保存するのではなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...生命を永久保存することを発見した大科学者だからね」「それに...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...やはり結局は完全に風化に堪えうる無機物質ばかりでできあがった原板に転写した上で適当な場所に保存するほかはないであろう...
寺田寅彦 「映画時代」
...「大切に保存するから」と言って来た...
寺田寅彦 「柿の種」
...生きた歯を保存することも今より容易になり...
寺田寅彦 「自由画稿」
...保存するとすれば...
直木三十五 「南国太平記」
...己(おの)れの真面目(しんめんもく)を保存するには及ばぬと思う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かつ「家神的(ラーリツシユ)」(家の神といふ意味での)な價値を保存するといふ責任があるのです...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...その姿を剥製にして保存するのが習慣だつた...
牧野信一 「南風譜」
...ここに虔十公園林と名をつけていつまでもこの通り保存するようにしては...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...諮詢(しじゆん)案では「動詞の活用から出て居る假名」と云ふものだけを保存することになつて居りまするが...
森鴎外 「假名遣意見」
...一部分だけは保存することができて...
柳田国男 「海上の道」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??