...いつまでも保存するやうにすることが...
會津八一 「拓本の話」
...宗教を保存するは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...彼女が彼に渡す手紙を當分大切に保存するやうに命じた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...そこで私は第一章総論の節(第四)において「俳句には必ず季のものを詠みこみます」という断定を下しておいたそれをやはりそのまま保存する必要をみるのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...このお寺を維持保存するなどは容易のことではない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何もそんなに大切に保存する必要はない...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...各自が完全に自己を保存するように努力さえしていれば結局はすべての他のものの保存に有利であるという場合がかなり多いような気がする...
寺田寅彦 「沓掛より」
...「純文学の問題」と「共通感覚と常識」という相当古く書いた二項目を保存することにした...
戸坂潤 「思想としての文学」
...完全に保存することである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...保存する、保存、保存人、そういうのが彼らの辞書のほとんど全部の文字だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第四 蔵書は紀念館に保存するが不安ならば一まとめにして帝国図書館に寄附して貰いたい...
中里介山 「生前身後の事」
...この海水を何年間も新しい状態のまま保存することに成功したので...
中谷宇吉郎 「異魚」
...相違のどんな概念も保存することは不可能である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...各々の部分は別個の分離した存在を保存する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...こゝに虔十公園林と名をつけていつまでもこの通り保存するやうにしては...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...第三に一番長く保存する法は地を掘って下へ灰を敷いて玉子を一つ一つ離して横に置いてその上へ灰をかけておくのです...
村井弦斎 「食道楽」
...このほむべき習慣を模倣し保存する義務ありと信ず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...長く保存するためには時々出して日に乾す(旅と伝説...
柳田國男 「食料名彙」
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