...戦争で捕まった敵兵は俘虜として収容されることがある...
...俘虜を取ることが敵軍の士気を下げる一因になることもある...
...同胞を俘虜に取られた悲しみは表現しようがない...
...国際法には俘虜に対する待遇が定められている...
...俘虜交換が行われることもある...
...僕の方が骸骨を俘虜(ふりょ)にしてお土産(みやげ)に持って来てやるよ」勇ましいことばを残して正太君はへいの破れ目を越えて構内へ入った...
海野十三 「骸骨館」
...自殺できないようにというんだ」記者パイク「真珠湾――いや台湾沖フィリピン沖のかたきだ」編集長「ところがその俘虜(ふりょ)の勇士だというのが...
海野十三 「諜報中継局」
...○○動物園で日本の俘虜に扮(ふん)しているのさ...
海野十三 「諜報中継局」
...だから露西亜の俘虜は何時でも借金だらけで「霊魂(たましひ)」が抵当(かた)になるものなら...
薄田泣菫 「茶話」
...独逸の俘虜は物を買ふのに...
薄田泣菫 「茶話」
...俘虜(ふりよ)の紹介状5・4(夕)英国の陸軍将校をたんとぶち込んでゐる独逸の俘虜収容所に...
薄田泣菫 「茶話」
...拘留された俘虜達が脱走を企てて地下に隧道(トンネル)を掘っている場面がある...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...蚊帳(かや)の切れで作った小さな玉網でたちまちこれを俘虜(ふりょ)にする...
寺田寅彦 「夏」
...戦闘、敗戦、俘虜、内地帰還、離散した家族、物資の闇取引など、生活環境の激変は、過去の一切を忘却の淵に埋没させるに好都合だった...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...名古屋の俘虜収容所附に転じた...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...やはり俘虜なんだが...
久生十蘭 「春雪」
...在米の日本俘虜や抑留者にどんなふうに影響するか知れきったことだから...
久生十蘭 「ノア」
...大勢の日本兵の俘虜がカナダ国境に近い五大湖地方のマッコイ・キャンプに収容されていることも知っている...
久生十蘭 「ノア」
...ごせっかく」俘虜カード帝国ホテルで大貫を見送った翌日から...
久生十蘭 「ノア」
...十二の部屋は一つずつ国別になって、各部は、会計、発送、統計に分れ、それぞれの主任の下で百人ぐらいずつの部員が、俘虜名簿の整理、情報、電報の解読、転送などの事務を分担し、玄関の正面には今日までに発送した手紙と電報の集計が大きく貼りだされている...
久生十蘭 「ノア」
...連合軍側の俘虜にタッチするのを自発的にやめさせるという...
久生十蘭 「ノア」
...半裸体の俘虜が重なりあい...
久生十蘭 「ノア」
...というよりは寧ろ婦人連の方がすっかり彼を俘虜にして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
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