...戦争で捕まった敵兵は俘虜として収容されることがある...
...俘虜を取ることが敵軍の士気を下げる一因になることもある...
...同胞を俘虜に取られた悲しみは表現しようがない...
...国際法には俘虜に対する待遇が定められている...
...俘虜交換が行われることもある...
...未荘の人は皆彼の俘虜(とりこ)となった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...僕の方が骸骨を俘虜(ふりょ)にしてお土産(みやげ)に持って来てやるよ」勇ましいことばを残して正太君はへいの破れ目を越えて構内へ入った...
海野十三 「骸骨館」
...彼を俘虜にしてしまおうというのです...
海野十三 「怪塔王」
...露西亜人は俘虜になつても...
薄田泣菫 「茶話」
...だから露西亜の俘虜は何時でも借金だらけで「霊魂(たましひ)」が抵当(かた)になるものなら...
薄田泣菫 「茶話」
...露西亜人はあゝした暢気(のんき)な、お人好しの国民だから、俘虜になつても、例のオブロモフ主義で喰(く)つては寝転び、偶(たま)に女の顔を見てにや/\する位が落(おち)だが、独逸人となると例の研究好きで、暇さへあると何か取調(とりしらべ)を始める...
薄田泣菫 「茶話」
...気の毒な俘虜を並外れて労(いた)はるところから...
薄田泣菫 「茶話」
...女は男を俘虜とした時にはじめて幸福であり...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...俘虜は私に大いに感謝した...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...有名無実だった連合国側の俘虜救恤事務(ふりょきゅうじゅつじむ)を本格に据えなおすのが目的だった...
久生十蘭 「ノア」
...俘虜の生活状態や衛生状態...
久生十蘭 「ノア」
...ごせっかく」俘虜カード帝国ホテルで大貫を見送った翌日から...
久生十蘭 「ノア」
...俘虜名簿と個人カードの安全が保証されるということなのだ...
久生十蘭 「ノア」
...半裸体の俘虜が重なりあい...
久生十蘭 「ノア」
...ときに俘虜名簿はどうしました」「安全に始末しておいた...
久生十蘭 「ノア」
...大勢の俘虜は西九州の方々へ分れて住まわされました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...虫ケラを見付けると、何の意味もなしに追い廻してみるのは、動くものを見れば、何でも追いかけてみるという狩猟時代の心理の遺跡を、虫ケラの暗示によって刺戟誘発されたもので、そうして捕え得た虫ケラの手足を(も)ぎ取り、羽翼を奪い、腹を裂き、火に焙(あぶ)りなぞして、喜び戯(たわむ)れるのは、そうした方法に依って獲物や、俘虜を処分し、飜弄し、侮辱して、勝利感、優越感を徹底的に満足させようとした古代民族の残忍性の記憶を、そのままに再現しているものに外ならないのである...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...俘虜は二分して、二ヵ所の収容所に入れた...
吉川英治 「三国志」
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