例文・使い方一覧でみる「俘囚」の意味

...つねに無辜（むこ）の俘囚を獅子... つねに無辜の俘囚を獅子の読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...俘囚（とりこ）たるにあらずして... 俘囚たるにあらずしての読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...乳も涙も漲（みなぎ）り落ちる黒女（くろめ）の俘囚（とりこ）と一所（いっしょ）に... 乳も涙も漲り落ちる黒女の俘囚と一所にの読み方
泉鏡花「印度更紗」

...尚寧王は俘囚（ふしゅう）となって薩摩にある事二年余... 尚寧王は俘囚となって薩摩にある事二年余の読み方
伊波普猷「琉球史の趨勢」

...地下道の俘囚（とりこ）博士は不意を喰って... 地下道の俘囚博士は不意を喰っての読み方
海野十三「地球盗難」

...俘囚（とりこ）というものが... 俘囚というものがの読み方
海野十三「地球盗難」

...もちろん彼はそれからバッカスの俘囚（ふしゅう）となって... もちろん彼はそれからバッカスの俘囚となっての読み方
海野十三「地球発狂事件」

...その広汎なる知識をもってしても遂に想像できなかったほどの超人的女性の俘囚（とりこ）となってしまって...
海野十三「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」

...俘囚（ふしゅう）の身には反抗すべき手段がなかった... 俘囚の身には反抗すべき手段がなかったの読み方
海野十三「俘囚」

...重い鎖につながれた俘囚は天井裏の鼠ほどの音も出すことが出来なかった...
海野十三「俘囚」

...俘囚のようなものである... 俘囚のようなものであるの読み方
外村繁「澪標」

...最近に王の前で処刑（しょけい）されたバビロンからの俘囚（ふしゅう）共の死霊の声だろうという者もあったが... 最近に王の前で処刑されたバビロンからの俘囚共の死霊の声だろうという者もあったがの読み方
中島敦「文字禍」

...千に余るバビロンの俘囚はことごとく舌を抜（ぬ）いて殺され... 千に余るバビロンの俘囚はことごとく舌を抜いて殺されの読み方
中島敦「文字禍」

...東北の俘囚（ふしゅう）や... 東北の俘囚やの読み方
吉川英治「平の将門」

...俘囚の族長などと... 俘囚の族長などとの読み方
吉川英治「平の将門」

...陸奥の俘囚（半蝦夷領）の勢力地へ行くと... 陸奥の俘囚の勢力地へ行くとの読み方
吉川英治「平の将門」

...中央の令に服さぬ俘囚（ふしゅう）の族も... 中央の令に服さぬ俘囚の族もの読み方
吉川英治「平の将門」

...既にこの常人（ひと）の窺ってはならぬ「白日の妖夢」の俘囚（とりこ）となってしまったのであった... 既にこの常人の窺ってはならぬ「白日の妖夢」の俘囚となってしまったのであったの読み方
蘭郁二郎「夢鬼」

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