...(劇場関係者の俗称)...
...北海道出身者を指す俗称として、「私は道産子です」と使われることがある...
...外資系銀行を指す俗称として、「洋銀」が用いられることがある...
...真面目な話をするための場所の俗称...
...俗称は山城河岸(やましろがし)の津藤(つとう)と云つた男である...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...雑穀屋の真似もやると言ったような存在――俗称「塚屋」で通っているこの五尺足らずの顔面ばかりが馬鹿に大きく...
犬田卯 「米」
...ハエをハヤというは俗称なり...
海野十三 「軍用鮫」
...五里程西へ寄った海岸にある俗称岩屋島(いわやじま)という...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...当時の陸軍では非職のことを「げじげじ」という俗称が行なわれていた...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...こうやってインテリゲンチャを「知識階級」と俗称する無意識な意図が育ってくるわけで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...東洋文化や西洋文化と俗称されているものが...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...「戎橋は、戎橋や」と、云っても、大抵の人には、いいであろうが、この名は、俗称で、本当の名は、別にあるのである...
直木三十五 「大阪を歩く」
...一方は銑三郎(せんざぶろう)という俗称だから銑(せん)さん銑さんと云った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...また A. Belladonna L. には決してアマリリスの俗称はない...
牧野富太郎 「植物記」
...別にこれをバクロノカカという俗称がある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...×引返して南門外の古物市場(俗称小盗市)の雑沓を見て...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その蔭間茶屋は、池の端にたくさんあって、俗称には、いろは茶屋とも呼ばれている...
吉川英治 「大岡越前」
...俗称化物刑部こと元公儀お旗本の長坂刑部と申す者に...
吉川英治 「大岡越前」
...ひとまずそこへ」「羅刹谷(らせつだに)としてあるな」「俗称...
吉川英治 「私本太平記」
...俗称袴殿(はかまどの)といわれる人が...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...私の誤りだから俗称にも従って単行本ではそれを随所で訂正しておいた...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...赤門前というのはその辺の俗称で...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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