...私は俗界を抜け出して出家したい...
...彼は俗界の金銭欲に心を病んでいる...
...俗界的な価値観にとらわれず、自分自身を大切にして生きよう...
...芸能界の人々は俗界と違う世界で生きていると思われがちだが、実際には厳しい競争がある...
...毎日の仕事に追われて、俗界から逃げ出したいと思うことがある...
...函館みたいな俗界に置くには...
石川啄木 「病院の窓」
...俗界(ぞくかい)に於(お)ける小説(せうせつ)の勢力(せいりよく)斯(か)くの如(ごと)く大(だい)なれば随(したがつ)て小説家(せうせつか)即(すなは)ち今(いま)の所謂(いはゆる)文学者(ぶんがくしや)のチヤホヤせらるゝは人気(じんき)役者(やくしや)も物(もの)の数(かづ)ならず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...俗界のフランス文書に對して...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...むしろ多くは煩悩に満ちた俗界の平凡人の面であり...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...春風秋雨八十年の生涯を此の江湖の水によつて遠く俗界と絶ち...
近松秋江 「湖光島影」
...そこには俗界の生活とのあいだにはっきりと明暗黒白のけじめが出来る...
中勘助 「独り碁」
...俗界にあっても許すべからざることであるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらゆる俗界の寵児(ちょうじ)よりも幸福である...
夏目漱石 「草枕」
...ゆえに俗界を離れて高い立場よりこの世の競争奮闘(ふんとう)のありさまを見れば...
新渡戸稲造 「自警録」
...おたがいの心の持ちようによっては俗界の中心にあってもほとんど遁世(とんせい)のごとき心境がたもてると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...俗界の感覺的生活を賤しむ如き...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...俗界に云(い)う政治上の野心など思(おもい)も寄らぬ事だから誠に平気で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...蚊士と出版屋との間に於ける瑣談は多くあるがいずれも俗界の常事...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...不運な私は俗界のこととともに音楽もいったんは捨ててしまったのでございましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを悉く飢えの俗界に放したと云つてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...心は俗界の迷路からまだ離れきらぬためにの...
吉川英治 「親鸞」
...俗界を離れて一生を送らなければならないと言った...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ヨーロッパの宗教界や俗界のこと...
和辻哲郎 「鎖国」
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