...私は俗界を抜け出して出家したい...
...彼は俗界の金銭欲に心を病んでいる...
...俗界的な価値観にとらわれず、自分自身を大切にして生きよう...
...芸能界の人々は俗界と違う世界で生きていると思われがちだが、実際には厳しい競争がある...
...毎日の仕事に追われて、俗界から逃げ出したいと思うことがある...
...俗界(ぞくかい)に於(お)ける小説(せうせつ)の勢力(せいりよく)斯(か)くの如(ごと)く大(だい)なれば随(したがつ)て小説家(せうせつか)即(すなは)ち今(いま)の所謂(いはゆる)文学者(ぶんがくしや)のチヤホヤせらるゝは人気(じんき)役者(やくしや)も物(もの)の数(かづ)ならず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...むしろ多くは煩悩に満ちた俗界の平凡人の面であり...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...男もしかしどうやら俗界とは離れたような呼び名...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらゆる俗界の寵児(ちょうじ)よりも幸福である...
夏目漱石 「草枕」
...俗界に堕落するよと思う刹那(せつな)に...
夏目漱石 「草枕」
...俗界万斛(ばんこく)の反吐皆動(どう)の一字より来(きた)る」「何だ本当に吐くつもりじゃないのか...
夏目漱石 「虞美人草」
...ゆえに俗界を離れて高い立場よりこの世の競争奮闘(ふんとう)のありさまを見れば...
新渡戸稲造 「自警録」
...なおかつ思想は高く俗界を超越(ちょうえつ)して...
新渡戸稲造 「自警録」
...学界も俗界も上を下への騒ぎであった...
平林初之輔 「人造人間」
...俗界に喋々(ちょうちょう)する規則取締等こそ真に学思を妨るの害物なりと知るべし...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...行脚雲水の望みに心空になりては俗界の草根木皮...
正岡子規 「かけはしの記」
...俗界の中に求むるはそもそも誤れり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...蚊士と出版屋との間に於ける瑣談は多くあるがいずれも俗界の常事...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...不運な私は俗界のこととともに音楽もいったんは捨ててしまったのでございましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いっさい客を絶ち俗界と絶縁...
山本笑月 「明治世相百話」
...端麗で白皙(はくせき)な青年は俗界の塵(ちり)の何ものにもまだ染まっていなかった...
吉川英治 「親鸞」
...帝王も犯し得ない千年来の掟(おきて)として厳然たる俗界との境がここに置かれてある...
吉川英治 「親鸞」
...心は俗界の迷路からまだ離れきらぬためにの...
吉川英治 「親鸞」
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