...彼女には俗情に惑わされず、自分の信念を貫く強さがある...
...俗情に流されて思慮の浅い選択をしてしまった...
...彼は俗情に左右されず、真の美を見抜ける人だ...
...俗情に流されることなく、自分の信じる道を歩いていきたい...
...彼女には俗情に惑わされない、洗練されたセンスがある...
...四九 寛懷不レ忤二俗情一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...〔譯〕寛懷(かんくわい)俗情(ぞくじやう)に忤(さか)はざるは...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...俗情の了解し能はざる詩である...
石川三四郎 「土民生活」
...そのつど俗事と俗情に妨げられまして...
上村松園 「あゝ二十年」
...一片の俗情さえも...
上村松園 「苦楽」
...俗情を離れて観察するようなふうになっている...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...乾坤を覆載し宇宙に徹底し区々の俗情を超絶してしかして悠々として青天の上に飛揚す...
津田左右吉 「史論の流行」
...徒(いたず)らに俗情に媚(こ)ぶるみせものの類(たぐい)とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...俗情のエッセンスだとでも名付けるよりほかはない...
中原中也 「我が生活」
...怱忙(そうぼう)の日を送っている俗情は...
中村地平 「霧の蕃社」
...余のこのたびの旅行は俗情を離れて...
夏目漱石 「草枕」
...立脚(りっきゃく)俗情に墜(お)ちざるは介(かい)なり」と...
新渡戸稲造 「自警録」
...己の心に潔(いさぎよし)とせざることに従わぬところを俗情に墜(おちい)らずというのである...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...自分の所信にしてもし俗情に全然かなわない時に於ては...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...「俗情険渉千層波...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徒(いたず)らな俗情的な挨拶や謙遜を以て己を飾るべき場合でなかったようである...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...朝の雪中の男女の混浴を俗情と見ず...
横光利一 「旅愁」
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