...俗にいう稲荷下ろしにて...
井上円了 「おばけの正体」
...俗にいうチャッカリ性でした...
太宰治 「人間失格」
...粟粒疹熱(つぶはしか)と俗にいう病だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...俗にいう三行半(みくだりはん)でありましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...俗にいう猫(ねこ)を被(かぶ)るのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...いかに瞠目(どうもく)してはじめて「政治」を彼は凝視したか! そして歓喜したか!「俗にいう悪に強きは善にも強しの諺(ことわざ)に漏(も)れず...
服部之総 「福沢諭吉」
...俗にいう武士の風上(かざかみ)にも置かれぬとはすなわち吾(わが)一身(いっしん)の事なり...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...すなわち俗にいうユリ根は食用によろしい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわち俗にいう実の形の相似から来たものであるが...
牧野富太郎 「植物記」
...その中には俗にいうミカンの嚢(ふくろ)が輪列(りんれつ)していて...
牧野富太郎 「植物知識」
...俗にいう高台の多いのは関東・奥羽の特色である...
柳田國男 「地名の研究」
...……俗にいうところの...
山本周五郎 「思い違い物語」
...俗にいう虎刈りのまま伸びた頭の毛や...
山本周五郎 「季節のない街」
...屋の棟(むね)も三寸さがると俗にいう刻限...
吉川英治 「江戸三国志」
...俗にいう莫迦(ばか)力...
吉川英治 「剣の四君子」
...俗にいう総領の甚六的なところもあるが...
吉川英治 「三国志」
...で、初めから、かれの加担の押売りを、そう買いかぶってはいなかったが、あわよくば、北陸に働かせて、俗にいう、桂馬(けいま)の高飛び――のおそれはあるが、持ち駒の一ツに利用しておこうとしたのは事実だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...小づくりで俗にいう抜けるほど色の白いひとだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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