...新潟県下第一の俊傑なりしか...
饗庭篁村 「良夜」
...古人も時務を知るものは俊傑なりと道破した...
芥川龍之介 「上海游記」
...俊傑「智慧」は山嶽の中腹に坐して...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...もし古(いにしへ)の俊傑が復活するとならば...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...僅(わず)か五十年前には俊傑(しゅんけつ)の士が雲の如く起って...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...然(しか)るに何故に俊傑の士が起らぬか...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...俊傑たることは一見その面容に表れている...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...世所レ謂英雄俊傑者之於二性生活一也...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...なんとなればこの途上を奔らずんばいかなる俊傑といえどもただ草木と同じく朽ち果つべければなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...象山は実に時勢を知るの俊傑たるに相違なし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...作者は忘れたが『神稲俊傑水滸伝』だけは聊か物足らず思いながらも読み了(おわ)った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「盟主は牛込に道場を構え、大名高家も及ばぬ勢威を張り、数千の門下を養う由比正雪(ゆいしょうせつ)殿」「えッ、それは本当か」「盟友、同志、雲の如く、その上、これは極内だが、御三家の俊傑、紀州頼宣(よりのぶ)様、秘(ひそ)かに御加担、近々事を挙げる運びになっている」「――――」井上半十郎思わず起上(たちあが)りましたが、雁字がらめに縛り上げられた上、自分の造った砲架にくくられては、この謀反人を眼前に見乍ら、どうすることも出来ません...
野村胡堂 「江戸の火術」
...独りで苦悩して独りで切抜けると云うは俊傑(すぐれもの)の為(す)る事...
二葉亭四迷 「浮雲」
...そんな俊傑が隠れているはずはありませんから」と...
吉川英治 「三国志」
...何でこの広い諸国に俊傑がいないといえよう」「不肖...
吉川英治 「三国志」
...まして伊勢の俊傑(しゅんけつ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...俊傑俄(ニワカ)ニ此(コ)ノ地ニ遊ブ――口に誦(ず)して何べんも読んではみるが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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