...俊一は、弟が外出したと思はざるを得なかつた...
芥川多加志 「四人」
...俊吉は静に眼を返して...
芥川龍之介 「秋」
...先生が俊爽(しゆんさう)の才...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...」俊助は両手で少年の肩を抑えながら...
芥川龍之介 「路上」
...」俊助は次第に二人の間の他人行儀(たにんぎょうぎ)が...
芥川龍之介 「路上」
...……今更卑怯な事は謂(い)わない、己を怨め、酒井俊蔵を怨め、己を呪(のろ)えよ!どうだ、自分で心を弱くして、とても活きられない、死ぬなんぞと考えないで、もう一度石に喰(くい)ついても恢復(なお)って、生樹(なまき)を裂いた己へ面当(つらあて)に、早瀬と手を引いて復讐(しかえし)をして見せる元気は出せんか、意地は無いか...
泉鏡花 「婦系図」
...酒井俊蔵を夫と思え...
泉鏡花 「婦系図」
...「俊良様、御掛り合で、重々御迷惑とは存じまするが...
江見水蔭 「備前天一坊」
...かの俊足を願はくは...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...俊太郎の身体ぐるみ...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...俊敏な綾之助は、盛名を保つに聡(さと)かったであろうが、綾之助を情にもろくまけない女に教育したのは、七歳の年から無心で語っていた義太夫節が、知らず知らずの間に教えた強いものが、綾之助の心の底に生れつきのように根をはっていたのでもあろうと考える...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...中島湘煙(しょうえん)女史(自由党の箱入娘とよばれた岸田俊子(としこ))も...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...経俊 さあ松王、落ちている珠でも拾おうではないか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...佐々木俊一が「いやんなっちゃうね」といふ歌...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...竹村俊郎僕のすぐ向ひに住んでゐて毎日会ふ...
室生犀星 「交友録より」
...俊基は、得知(えし)れぬ物に腰をおろした...
吉川英治 「私本太平記」
...その俊敏そうな隼(はやぶさ)の眼を...
吉川英治 「私本太平記」
...先に盧俊儀(ろしゅんぎ)と別れた安山鎮までひき揚げて来たが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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