...彼は俊助に声をかけられて...
芥川龍之介 「路上」
...十三圓の金を手づから俊吉の襯衣(しやつ)の内衣嚢(かくし)に入れて呉れた...
石川啄木 「雲は天才である」
...……今更卑怯な事は謂(い)わない、己を怨め、酒井俊蔵を怨め、己を呪(のろ)えよ!どうだ、自分で心を弱くして、とても活きられない、死ぬなんぞと考えないで、もう一度石に喰(くい)ついても恢復(なお)って、生樹(なまき)を裂いた己へ面当(つらあて)に、早瀬と手を引いて復讐(しかえし)をして見せる元気は出せんか、意地は無いか...
泉鏡花 「婦系図」
...島村俊明(としあき)の諸氏...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「俊子!」と私は呼び止めた...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...若いが俊敏な頭の持主でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此間来た俊ちゃんに話かける...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そのおかげで奴さんは俊敏という名声を得ているんだがね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...その後寛文(かんぶん)頃の句に沼津にてぬまつくや泥田をかへす島(うなぎしま)俊治これも田をかへすと詠めり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...俊成(しゅんぜい)「君が代を野べに出でてぞ祝ひける...
南方熊楠 「十二支考」
...戸台さん――戸台俊一...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俺が出征すりゃ、おやじもおふくろも、俊子も、どうせカツエ死にするんだ...
三好十郎 「その人を知らず」
...玄俊が世話をしたことであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最後に田中俊庵の子が来つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...就中(なかんづく)錦橋の弟文孝堂玄俊と...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...が、六波羅者でもなさそうなとのこと」「とは申せ、何やら、安からぬことではあるの」消えない動揺のいろを見て、日野俊基は、言い出した...
吉川英治 「私本太平記」
...俊基が鎌倉へ送られた後...
吉川英治 「私本太平記」
...当の盧俊儀もまた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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