...彼女は俄然勉強に打ち込んでいる...
...この映画は俄然面白かった...
...彼のビジネスの方針には、俄然賛同できるものがある...
...俄然彼のファンになった...
...彼は俄然取り掛かって、すぐに仕事を完成させた...
...園の心の奥底に俄然として起り俄然として消えた電光のようなものだったから...
有島武郎 「星座」
...一雨(ひとあめ)欲(ほ)しいぜ……」俄然(がぜん)として額を叩いて...
泉鏡花 「浮舟」
...俄然(がぜん)私は大なる疑問に打突(ぶつ)かったんです...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...この「エッチ・ネブ」という綴(つづ)りを上の「デズ」に加えてみると俄然(がぜん)...
海野十三 「流線間諜」
...俄然容態が変って危険に陥(おちい)ったと云う通知を得て...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...俄然箸を投り出してツカ/\と玄関へ立ち上り...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...俄然として頭をもたげて来るということになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...俄然電力に集中される形となった...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...俄然(がぜん)として心づいたのです...
夏目漱石 「こころ」
...俄然(がぜん)として新天地が現前するのでございます」宗助は自分の境遇やら性質が...
夏目漱石 「門」
...軈て俄然(がば)と身を投て...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...賊は俄然(がぜん)居直りとなり手にせる出刃庖丁を蓉子の前に突きつけておどかした...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...スコット辺から俄然精彩を放って来ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俄然彼の前半生が変化し改善されたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...庁内は俄然(がぜん)として極度の緊張を示し...
夢野久作 「暗黒公使」
...俄然として棉布が一斉に暴落し始めた...
横光利一 「上海」
...俄然(がぜん)として虚栄心に変って来た...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...程普が、答えて、「味方の調練です」というと、なお耳をすましていた周瑜は、俄然、起ち上がって、「鎧(よろい)を出せ...
吉川英治 「三国志」
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