...小橋氏は久し振に俄分限(にはかぶんげん)の同胞(きやうだい)を訪ねるやうな...
薄田泣菫 「茶話」
...奥女中を経てお上(近来俄分限や勿体ぶる官吏の家庭にては女中や下男をして御前あるいはお上と呼ばせる)に御用を伺って来るために...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ちかごろきゅうに羽ぶりがよいとは申しながら氏(うじ)もすじょうもさだかにしれぬ俄分限者(にわかぶげんしゃ)のおめかけなどに...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...其頃の村の俄分限(にはかぶんげん)の山田といふ老人に...
田山花袋 「重右衛門の最後」
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