...そんな便利な機械を使う事だった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...どうかするとバッドのほうが便利な程になっている...
谷譲次 「踊る地平線」
...自分にもあゝ云う便利なものがあったならば...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...もっと便利な営業所に対して彼等が閃かす積極的な武器であった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...最も便利なる最も都合善き政変の導火線なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...往くも來るも旅といふ程の用意を要せぬ便利なる代りには...
内藤湖南 「寧樂」
...当時の風俗を知るのに最も便利な方法であると思う...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...電燈の便利なことはもういわなかった...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...つまり二人で語り合うために最も自然で便利な位置をとるのさ」「そうさ...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...便利なことに摩周の湖までハイヤが通ると云ふことで...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...理屈においては筆算と十露盤とともに便利なれども...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...ゆえに、今の横文字の帳合法は、一家に便利なり、上等の社会に便利なり、学者の流(りゅう)に適すべし、官員の仲間に適すべしといえども、人民の社会には適当せざるのみならず、かえってその体裁の怪しきがために、法の実用をも嫌わしむるものというべし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...樽野にとつて此の崖ほど望ましく便利な近道はなかつた...
牧野信一 「籔のほとり」
...鉄道近くで得られるものが便利なので...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...を主眼にした極めて便利な家に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夢にも想像しなかった便利な器だが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...秘密通信をやるのに便利な事を知っている監督者も先ずあるまい...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...解体と運搬とに便利な移動式のものと...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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