...其の余は単に最も有利なる製造の諸条件及び使用上最も便利なる製品を決定するに止まり...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...一年に二十五ドルから百ドルまではらえば――この辺が全国の相場である――何世紀もかかった改良の結果である、ひろびろした部屋、清潔なペンキと紙、ラムフォード式煖炉、裏塗り、簾形日除(すだれがたひよ)け、銅製ポンプ、発条錠(ばねじょう)、便利な地下室、その他の多くのものの利益を享(う)ける権利が彼にあたえられる、というのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これは実に便利な着物だ...
土田杏村 「私の書斎」
...あるいは金を集めたり出したりする時に使い分けて便利なものだからだれでも日常使ってはいるが...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...而して閣下は現に此の多數の屬僚に依て包擁せらるゝを見る彼等は閣下を以て最も自己の生存に便利なる人なりと認め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そのような便利な道具があったら...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...何にでも役に立って、便利なんだわ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...次の時代に生れて来る若いものゝ身の上(うへ)を極(きは)めて無頓着(むとんちやく)に訓戒(くんかい)批評する事のできる便利な性質を持つてゐるものだ...
永井荷風 「すみだ川」
...取扱いに便利なように勝手な形に作ればよいのであるから...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...実に便利なものである...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...一番便利なのはやはり書生をしている私だけであった...
夏目漱石 「こころ」
...三人前も働く便利な道具として兩親は...
林芙美子 「雨」
...便利なことに摩周の湖までハイヤが通ると云ふことで...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...女子が此教に従て萎縮すればするほど男子の為めに便利なるゆえ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...こわいものから便利なものにかえて来た道が...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...兎に角私は今便利な新道が出來て居ると認めるのは觀察を誤つて居るのではないかと思ふ...
森鴎外 「假名遣意見」
...最も近くまた便利な...
柳田国男 「海上の道」
...便利な病気もあればあるものである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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