...僕の如く耳の怪しきものにはまことに便利なる会話法なり...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...最も便利な地位にあつて...
泉鏡花 「海城発電」
...「死体の処理に最も便利な地位に居ること...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...便利な日本服日本服のいいことは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...極めて便利なるを見る...
高木敏雄 「比較神話学」
...日本に於ける自然弁証法の文献も亦便利なものである...
戸坂潤 「読書法」
...これは甚だ便利な動物である...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...あれは便利なもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...編輯をやるにはムヴィオラという便利な器械のあることを初めて知った...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...使用が便利なのを重寶しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...守りて便利なるべき法をも守らずして...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...著の仮字は「ち」と「ヨ」または「よ」の二字を結びつけたるを少し変化して用ゐるが如くこの例を以て他の字をも作らば名は新字といへどその実旧字の変化に過ぎずして新に新字を学ぶの必要もなく極めて便利なるべしと信ず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...こわいものから便利なものにかえて来た道が...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...出来るだけ便利な...
宮本百合子 「幸福について」
...を主眼にした極めて便利な家に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...決してさう云ふ便利な新しい道が出來て居らないのであります...
森鴎外 「假名遣意見」
...それを折角(せっかく)いろいろの新らしい便利なものがもうあたえられているのに...
柳田国男 「母の手毬歌」
...かるいとくらべるとひじょうに便利なもので...
柳田国男 「母の手毬歌」
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