...海岸線の侵蝕が進んでいるようです...
...食道が侵蝕されているという診断結果が出た...
...古い人工物は時間の経過とともに侵蝕されていく...
...この地域では、風化や侵蝕に強い耐久性のある材料が求められる...
...石灰岩は凹凸のある独特の形状をしており、風化や侵蝕によって風景を彩る...
...幾星霜(いくせいそう)のおもむろな侵蝕(しんしょく)のあとをとどめている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...範囲の広い侵蝕との証跡を示し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...字が見えぬ程雨風に侵蝕されて...
石川啄木 「二筋の血」
...男子の事業の領域まで侵蝕し...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...虫の口から何か特殊な液体でもだして鉛を化学的に侵蝕するのかと思ったが...
寺田寅彦 「鉛をかじる虫」
...目に見えぬ侵蝕(しんしょく)の力が...
徳田秋声 「黴」
...向ふみずなヤンキーたちによつて急速に侵蝕されつつあつたし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...侵蝕(しんしょく)的な蛆虫(うじむし)が住んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「ありゃ成し崩しに己(おれ)を侵蝕(しんしょく)する気なんだね...
夏目漱石 「道草」
...兎も角も時代の侵蝕を受けつつも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...潮が砂地を侵蝕(しんしよく)するやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...侵蝕せしめずんば止まず...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...これすなわちイリの側面を近く脅威せられたるに等しくイリは漸次に露国の侵蝕をこうむるべきは...
日野強 「新疆所感」
...天の知恵の権利を侵蝕してまで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかも湖水の縁を水田が侵蝕して居る模樣は...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...現在の人類繁栄は実に暗々裡に彼らの安寧を侵蝕しているのである...
柳田国男 「雪国の春」
...旧(ふる)いものの勢力が侵蝕(しんしょく)されることだった...
吉川英治 「親鸞」
...ローマ帝国の版図を東方・南方・西方に亘ってゲルマン人以上に広く侵蝕したのはアラビア人であるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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