...男性は女性を侮りはじめた...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...たちまち侮りの色を現し...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...その大きさだけから言っても侮りがたいものであった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...今しも彼を侮りて彼の戰利を奪ひ去り不法におのがものとしぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 165打たんとするも悠然と衆を侮り道を行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...周囲もまたそれを侮りともさげすみとも思っていないという麻痺(まひ)した習慣のせいだとばかり思っていた黒羽二重は...
中里介山 「大菩薩峠」
...盲目(めくら)の小坊主ながら侮り難きものと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...士分連も今は侮り難く...
中里介山 「大菩薩峠」
...侮り易(やす)からざるものがありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...中々に侮り難い社會的勢力となつて來る...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...諦めないといふことも斯くては侮り難い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...誰か外国の侮りを甘んずる者あらん...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...しかるに余り侮り過ぎて眠り過ぎた間に亀は遅いものの一心不乱に歩み走ってとうとう目的点へ着いたので兎の眼が覚(さ)めた時はすでに敗けいた...
南方熊楠 「十二支考」
...現世にもこの太子が周利槃特を侮り後(のち)懺謝するのだと...
南方熊楠 「十二支考」
...決して侮りがたいものをもっているであろうと思える...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...(c)彼らは快楽を侮りつつも苦痛において弱く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鼻息荒く吼(ほ)えながら、人を侮り、脅(おびや)かし、浮足立(た)たせ、周章(あわ)てさせ、逃げ惑はせて、あはや今、踏みにじらんと追ひ迫り、さて、その刹那(せつな)、冷(ひやゝ)かに、からかふやうに、勝つたよに、見返りもせず去つて行(ゆ)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...仏僧の勢力は中々侮り難いから...
和辻哲郎 「鎖国」
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