...『露団々』は露伴の作才の侮りがたいのを認めしめたが...
内田魯庵 「露伴の出世咄」
...自ら侮りて国を危くするという儀に就いて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...祭司を侮りしアガメムノーンに憤(いきど)ほり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其時汝アカイアの至剛の者を侮りし身の過を悟るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヘーパイストス及び我れ――其一切を侮りて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...導く我を侮りて君と戰ふ者無けむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ただ人に侮りを受けるだけのものになるかも知れぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...どうしてなかなか侮り難い経験も...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかなか侮り難いものでな...
中里介山 「大菩薩峠」
...根幹を侮りて、枝葉のみを繁茂せしむる国は危し...
中里介山 「大菩薩峠」
...諦めないといふことも斯くては侮り難い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...なかなか侮りがたい...
本庄陸男 「石狩川」
...予(かね)てこの王を侮り外出したら縛りに往くと言い来った四遠の諸国...
南方熊楠 「十二支考」
...現世にもこの太子が周利槃特を侮り後(のち)懺謝するのだと...
南方熊楠 「十二支考」
...是は今日歐米の車夫などが客を侮り辱めて詛言する如く...
南方熊楠 「詛言に就て」
...きわめて大事に取り扱う点で侮りがたい人に思召されて宿直(とのい)に召される数は正しく半々になっていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分を許しがたい存在として嫉妬(しっと)し続ける夫人にとって今度こそ侮りがたい相手が出現したではないかと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(c)彼らは快楽を侮りつつも苦痛において弱く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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