...屡(しばしば)諸君子の間に論議される天才の名に価するものには...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...軍艦一艘(そう)が何千万円も価する...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...美しいものを美しく評価するに無理はあるまい...
辰野九紫 「青バスの女」
...しかしこの映画を一種の純粋な情調映画と見なし「俳諧的(はいかいてき)映画」の方向への第一歩の試みとして評価するとすれば相当に見どころのある映画だと思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...モデスタがいかに憐憫(れんびん)に価しまた嘆賞にさえ価するかを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...相手の各局所を評価するのに鋭利だった...
豊島与志雄 「理想の女」
...救うに価するものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...七百億ドルに価すると云われているが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...まさに三十棒に価する...
中里介山 「大菩薩峠」
...二六時中精細なる描写に価する奇言奇行を弄(ろう)するにも関(かかわ)らず逐一これを読者に報知するの能力と根気のないのははなはだ遺憾(いかん)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自慢に価するものではないかと思っている...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この問題について発表されたどの意見よりもずっと注意に価するものだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...この頃の何とかの苦しみとかも……皆な軽蔑に価する程の無用のことのやうに思つて...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...委員は地所の価値を低い率で評価する習慣があり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わたしのように自分を低く評価することはむつかしかろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また為ないということも道をもって為ないのでなければ非難に価することを言ったのであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...これらは考究に価する問題であろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それは礼拝に価するものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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