...寡言沈黙を高く評価する東洋もしくは東方諸国にばかりでなく...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...語られ聞かれるに価する唯一のものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに価する刑罰を課した...
中井正一 「物理的集団的性格」
...少くとも発明という賛辞に価するだけに発明者の苦心と創造力とが現われている...
永井荷風 「銀座」
...あの女の腕は驚嘆に価する...
中里介山 「大菩薩峠」
...尊敬に価する教授や博士が穴籠(あなごも)りをしている所かも知れない...
「入社の辞」
...敬太郎はすでに充分退却に価すると思い出したところへ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...こんな希望を与えられるに価するだけの功績があなたにあるかってきかれたなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...エッゲおよび全装置の働きを十分に評価することがおできになるでしょうね?」将校は梯子の上に飛びのって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...なにひとつ嘱目に価するようなものはなかったはずだからである...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...普通の小説と別のテクニックを必要とするのであって普通の小説をはかるものさしで探偵小説を評価するのは間違っているということになる...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...作家若しくは批評家が文学作品を評価する基準は...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...統治者の大きな名誉に価するものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...特別の注意に価するものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...女性が社会に向って示す積極な態度を評価することさえも...
宮本百合子 「異性の友情」
...それは大抵の貴族が眼を眩(ま)わすくらいのお金に価するもので...
夢野久作 「死後の恋」
...読者の警戒に価する例を二つ三つ挙げる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...我々の驚嘆に価する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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