...供頭(ともがしら)の口からその趣をしかじかと帝へ奏聞(そうもん)した...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...「急げっ、急げっ、走るんだ」と、供頭が、陸尺(ろくしゃく)を、叱りつけて、棒鼻を叩いた...
直木三十五 「南国太平記」
...そこで家老とお供頭(ともがしら)との間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...「供頭(ともがしら)の亘理蔵人(わたりくらんど)どのから聞いたのです」「喜兵衛は蔵人を知っている筈だ」「涌谷へお供をしたときに対面しております...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...供頭の佐野十郎やその他の近習が口々に告げたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...供頭は桃井直常(もものいなおつね)に申しつける...
吉川英治 「私本太平記」
...桃井直常を供頭に...
吉川英治 「私本太平記」
...供頭の桃井直常へ...
吉川英治 「私本太平記」
...ふいに供頭の侍が...
吉川英治 「私本太平記」
...供頭の石堂十馬は...
吉川英治 「私本太平記」
...供頭は、駈け歩きながら、「雨具は用意したか」と、注意をくばり、ふたたび門内を覗(のぞ)いて、「こよいは、星明りだにない...
吉川英治 「新書太閤記」
...職責上、供頭の声だけが、やや張りを帯びているだけで、鉛のように重くるしいものが、家中全体をおおっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...供頭が触れておる太鼓でござりましょうで」ふと眼をこちらへ向けていた光廉入道がそういうと...
吉川英治 「新書太閤記」
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