例文・使い方一覧でみる「供える」の意味

...死んだあとで一碗の御飯を供える者がない... 死んだあとで一碗の御飯を供える者がないの読み方
魯迅井上紅梅訳「阿Ｑ正伝」

...上覧に供える時日は来（きた）る二十一日午前十時と定められました... 上覧に供える時日は来る二十一日午前十時と定められましたの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...何とかして手に入れたかった――きっと花を供えるという約束をしたのだから...
モーリス・ルヴェル　Maurice Level 田中早苗訳「碧眼」

...お雪ちゃんの御機嫌に供えるために... お雪ちゃんの御機嫌に供えるためにの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...この樹の花は四月五月の季間極めて美麗に咲き誇りかつその佳香が夜中でも薫じているので諸処の寺院ではそれを装飾花として仏前に供える...
牧野富太郎「植物一日一題」

...そして山神に供える鏡餅だとか供米（くまい）だとか珍らしい初実りの野菜とかを積んで出かけるんです... そして山神に供える鏡餅だとか供米だとか珍らしい初実りの野菜とかを積んで出かけるんですの読み方
室生犀星「不思議な国の話」

...オリムポスの8580神達に殺して供える生物を... オリムポスの8580神達に殺して供える生物をの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...幾度かの血腥（ちなまぐさ）い戦争の獲（えもの）を9315おみ足の下へ供えるのでございます... 幾度かの血腥い戦争の獲を9315おみ足の下へ供えるのでございますの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...ただ麦と塩とを供えるのみにて... ただ麦と塩とを供えるのみにての読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...それは野蛮下等な飢えに供える食物ではないのである＊... それは野蛮下等な飢えに供える食物ではないのである＊の読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...本来神様に供える正式のものはこれであったらしい... 本来神様に供える正式のものはこれであったらしいの読み方
柳田国男「故郷七十年」

...日を定めて御飯を供える米の出処であったのである... 日を定めて御飯を供える米の出処であったのであるの読み方
柳田國男「地名の研究」

...もしくは初物の野菜果実などを供えることが... もしくは初物の野菜果実などを供えることがの読み方
柳田国男「年中行事覚書」

...こしらえて餅とともに神に供える... こしらえて餅とともに神に供えるの読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...（白餅というのは神に供える粢（しとぎ）のことで... のことでの読み方
柳田国男「山の人生」

...御軍需の用に供える金銀兵糧の用意を済まし... 御軍需の用に供える金銀兵糧の用意を済ましの読み方
吉川英治「三国志」

...彼の嘲笑に供えるだけのものにしかなりません」と... 彼の嘲笑に供えるだけのものにしかなりません」との読み方
吉川英治「三国志」

...「あまりお酔も深からぬうちに」と、頭（とう）ノ蔵人（くらんど）冬方（ふゆかた）が、みかどの前に、お笛筥を供える... 「あまりお酔も深からぬうちに」と、頭ノ蔵人冬方が、みかどの前に、お笛筥を供えるの読み方
吉川英治「私本太平記」

ランダム例文：
山猿返り点果然

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