...黄鳥(うぐひす)や竹の子藪に老(おい)を啼(なく)さみだれや飼蚕(かひこ)煩(わづら)ふ桑の畑斯く二句を作り侍りしが...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...これをば育てむと思ひ侍り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かしこより出入すべく覺え侍り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...遠からぬ程に癒(い)ゆべしと申すことに侍り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...御用に立たん願(ねがい)に侍り」「さては今の物語を」「爾(なんじ)は残らず……」「鴨居の上にて聞いて侍り...
巌谷小波 「こがね丸」
...いみじきことども侍りけれ」と奈良の大仏の頭の落ちたことを記載してある...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...「権中納言敦忠が西坂本の山庄の滝の岩にかきつけ侍りける」として...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ひとへに父の妄執(まふしふ)のわが胸にやどりわが耳にさゝやくまゝに思ひたちて侍りしぞかし...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...本宮焼けてのちの歳の内に遷宮(せんぐう)侍りしに参りあいたまいて...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...封内の医師五十人と相はかり再建し侍り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「承はり侍り」と應へたるは...
森鴎外 「舞姫」
...次には秀吉に侍り...
柳宗悦 「民藝四十年」
...仲間の出入りにて生命(いのち)危ふかりしを万豪和尚に救はれしものに侍り...
夢野久作 「白くれない」
...今の仕儀となり果て終りしものに侍り...
夢野久作 「白くれない」
...後生の善所を祈願し侍り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...誠に恐ろしき極みに侍り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かく御沙汰ありしものに侍り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これなりこれなりと思ったので、静かに傍に侍り、二人の興に乗じているところへ、酒をすすめました...
吉川英治 「三国志」
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