例文・使い方一覧でみる「侍の」の意味
スポンサーリンク...昔の侍の討死（うちじに）などは大抵（たいてい）戯曲的或は俳優的衝動の――つまり俗に云ふ芝居気（しばゐぎ）の表はれたものとも見られさうぢやないか？客 ぢや芸術的衝動はどう云ふ時にもあり得ると云ふんだね？主人 無意識の芸術的衝動はね... 
芥川龍之介 「続野人生計事」
...煎餅の方がうめえ」格子の開く音がして「頼もう」若い侍の声であった...
直木三十五 「南国太平記」
...今お角を蹴倒して刀を持って逃げようとする侍の行手に立ちはだかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...子供の時から、侍の世界の、虚偽と空威張（からいば）りと馬鹿馬鹿しさを聴かされて育っているのである...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...あまりに侮辱したことになると思って典侍の望んでいたように室内へはいった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...隣室の尚侍のいる所との間の襖子（からかみ）には懸金（かねがね）がしてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自身の尚侍の職を譲った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴方と笠井との縁組の件などはね」「お侍のなかにも...
山本周五郎 「竹柏記」
...侍の手の中で、雀は不安そうに身をもがき、嘴（くちばし）で侍の指を噛（か）んだりした...
山本周五郎 「風流太平記」
...上野の寺侍の住みそうな門のまえで降ろされた...
吉川英治 「大岡越前」
...輪王寺の寺侍の株は...
吉川英治 「大岡越前」
...おのれを知る者のためには死す――という侍の道からいえば...
吉川英治 「大谷刑部」
...丹波丹後に評判な臆病侍の新九郎がそちの良人か――あはッははははは」今まで石のようになっていた新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...ツツと近侍の者が捧げて来た男女二組の白服...
吉川英治 「剣難女難」
...青侍の足音がして...
吉川英治 「私本太平記」
...内侍の愛にひかれ...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅侍の三名が佇（たたず）むと...
吉川英治 「親鸞」
...姿が消えてしまったのです……影絵みたいなそのお侍の姿が行ってしまったのでした」「ふウむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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