...阿媽港甚内(あまかわじんない)は、忍術を使う、――誰でも皆そう云っています...
芥川龍之介 「報恩記」
...やはり金を使うのが惜しかったんじゃないでしょうか...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...時には中国料理で使う唐がらし漬のキャベツまでも入れる...
海野十三 「火星兵団」
...どんなすばらしい魔術を使うか...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...まだこれから使うつもりの新しいものですよ...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...道を訊いたりするのに使うんだね...
林不忘 「安重根」
...観光客にも昔のように馬鹿なお金を使うようなのが来なくなったのが悪いんだと...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...故に理論をして理論たらしめる終局的なるもの――一定の警戒の下にこの言葉を使うとして――...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...「まあ台所(だいどこ)で使う食卓(ちゃぶだい)か...
夏目漱石 「門」
...偽手形を使う知能犯と...
野村胡堂 「胡堂百話」
...本は道具と同じように使うべきものだということをしっかり頭に入れることが書物に対する倫理である...
三木清 「書物の倫理」
...尤も度々繰り返して読む愛読書をもたない人はその余の本を如何(いか)に使うべきかを学ぶこともできないであろう...
三木清 「書物の倫理」
...故にこの石を使う者は孤寒素貧かつ無妻という(一九一四年版チャプリカの『西伯利原住人(アボリジナル・サイベリア)』二〇〇頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...※よりは鎖鎌(くさりがま)とともに使う分銅(ふんどう)が一番ボーラズに似居る...
南方熊楠 「十二支考」
...鋤(すき)鍬(くわ)を鍛冶から借りて使う農家も多かった...
柳田國男 「食料名彙」
...和助はかなり巧みに櫓(ろ)を使うことができる...
山本周五郎 「追いついた夢」
...前のと同様にハートなぞいう言葉をこんな風に使うところは...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...この京都の古い町人です」「灰屋という姓は」「屋号ですよ」「何を売る店なので」「灰を売るのです」「灰を? ――何の灰をですか」「紺屋が紺染めに使う灰なので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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