...終にはその産物の製造せらるる国の人が僅かに国産のゆえをもって使い物に用いるに止まるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...日常勉強する店は必ずこの使い物がけちであるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...何週間もパトラッシュは使い物にならず...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...平常は使い物にならないので...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...使い物にならないとよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...使い物にならなくて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...当然列車は瞬時に使い物にならなくなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...使い物にならないよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...キベレーは獅を使い物とす...
南方熊楠 「十二支考」
...ポヤン毎(つね)に虎の使い物一疋常住附きいる...
南方熊楠 「十二支考」
...惟(おも)うにこれまた山羊を使い物としたから右様の話が出来たのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...インド以北の国で始めて鼠をクベラすなわち毘沙門の使い物としたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...これも大黒に縁ある甲子の祭りにその使い物の鼠を愛し翫(あそ)ぶようだが...
南方熊楠 「十二支考」
...これを大黒天の使い物とする事...
南方熊楠 「十二支考」
...日本の大黒天の使い物としてほど盛大にないが...
南方熊楠 「十二支考」
...そのままでは使い物にはなるまいが――なんだったら...
三好十郎 「猿の図」
...箸(はし)を使い物を噛(か)みそれをのみこんでいる...
山本周五郎 「季節のない街」
...自分の使い物になるかもしれん...
吉川英治 「新・水滸伝」
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