...大変使い出があった事を覚えて居りまするが...
上村松園 「想い出」
...彼がタオルを使い出したとき...
海野十三 「地獄の使者」
...木彫の場合にもその柔い感じを出そうとして丸鑿を使い出したものだろうと推測するのである...
高村光太郎 「回想録」
...丸鑿は天平になると使い出し...
高村光太郎 「回想録」
...今の蘆屋の家に移った時から煖炉を使い出したのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの行水を使い出した頃から...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...紳士も「僕」を使い出しながら)結婚の身元調べなんぞにはこの方法を取っているんです...
谷崎潤一郎 「途上」
...こんどは両手を使い出して...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...松遁(しょうとん)の術をでも使い出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...インディアン・ペーパーなどまだ使い出さない...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...その間に旦那は楊枝を使い出した...
夏目漱石 「永日小品」
...しかし人間らしくない意味をKに納得させるためにその言葉を使い出した私には...
夏目漱石 「こころ」
...癖のように使い出した叔父の歴史を心得ている津田も笑い返した...
夏目漱石 「明暗」
...「うちはね」と云う美しい言葉を使い出した...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...ここで機械鋸を使い出したらあのシューキューシューシャリという音...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このころ田村三治などの仲間がはじめて使い出したとか...
柳田国男 「故郷七十年」
...心太の文字を使い出したのが...
柳田國男 「食料名彙」
...三本錐(さんぼんぎり)を自由自在に使い出した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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