...使い先のことはもとより...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼が密(ひそ)かに一挺(いっちょう)の三味線を手に入れようとして主家から給される時々の手あてや使い先で貰(もら)う祝儀(しゅうぎ)などを貯金し出したのは十四歳の暮(くれ)であって翌年の夏ようよう粗末(そまつ)な稽古三味線を買い求めると番頭に見咎(みとが)められぬように棹(さお)と胴(どう)とを別々に天井裏(てんじょううら)の寝部屋(ねべや)へ持ち込み...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...今夜の使い先は何処なのか...
吉川英治 「江戸三国志」
...お使い先のご家来へ...
吉川英治 「私本太平記」
...もう一名は途中の和泉(いずみ)から使い先へ加わって行った――これも一族の和田修理亮(しゅりのすけ)助家だった...
吉川英治 「私本太平記」
...お使い先で、グウグウ寝てしまったのは、まったくこの竹童、悪いやつでございました...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お使い先より早馬にて立ち帰りましたが」と告げて来る...
吉川英治 「新書太閤記」
...富田知信(とものぶ)と――津田藤三郎信勝(つだとうざぶろうのぶかつ)のふたりが――使い先から帰って...
吉川英治 「新書太閤記」
...使い先のもようを話すと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...使い先の様子を話していると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もっとも使い先が柳生家であり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...使い先へ駈けて行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...使い先から家へ寄ったりしても決して家へ上げてはならないぞ」と...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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