...近隣の壮佼(わかもの)の究竟(くっきょう)なるを四人ばかり語らいぬ...
泉鏡花 「活人形」
...高帽という壮佼(あにい)などが...
泉鏡花 「婦系図」
...塾の(小使)と云う壮佼(わかいもの)はどんなであろう...
泉鏡花 「婦系図」
...」声に応じて三名の壮佼(わかもの)は群を脱して...
泉鏡花 「海城発電」
...これをば朱を以て真赤に色染めたるおなじ扮装(いでたち)の壮佼(わかもの)たち...
泉鏡花 「凱旋祭」
...金太(きんた)と云う釣好(つりずき)の壮佼(わかいしゅ)があった...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...それは宇津江(うづえ)帰りらしい村の壮佼(わかいしゅ)であった...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...壮佼たちは何か面白そうに話しながら通りすぎた...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...壮佼(わかいしゅ)...
田中貢太郎 「春心」
...それとなしに壮佼(わかいしゅ)に聞かしたのですが...
田中貢太郎 「春心」
...ここの家で育っていた壮佼(わかいしゅ)とできあって...
田中貢太郎 「鼓の音」
...其の比は故郷へ隠退して附近の壮佼(わかもの)に角力の手ほどきをしてやっていた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...近隣の壮佼(わかもの)が五六人来ていて...
田中貢太郎 「魔王物語」
...後を其の壮佼達に頼んで置いて己(じぶん)は別室へ往って寝た...
田中貢太郎 「魔王物語」
...壮佼達は驚いて後に飛び退いた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...其の壮佼の徳蔵(とくぞう)と云うのは...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...いずれも骨格のたくましい屈強な壮佼ばかりで...
久生十蘭 「新西遊記」
...傭中之佼々(ようちゆうのかう/\)といふ語の転音ならむ」と云ふのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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