...而して、法皇をして義仲追討の挙に出でしめたるは、軽佻、浮薄、無謀の愚人、嘗て義仲の為に愚弄せられたるを含める斗の豎児、平判官知康なりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...「その二は軽佻(けいてう)浮薄也...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...しかも軽佻に振舞ひ得るものは大力量の人のあるばかりである...
芥川龍之介 「僻見」
...東京に出て唯(ただ)徒(いたず)らに軽佻浮華(けいちょうふか)な生活をするのが立身でもなし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...お庄は何だか軽佻(かるはずみ)なことをしたように思って...
徳田秋声 「足迹」
...他は精刻苛佻(かちょう)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...輕佻な青年や俗衆の意に投ぜんとするといふ樣な不眞面目な風格もある樣に思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...たとへ輕佻で不眞面目な青年や俗衆にもせよ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...内閣は常に軽佻驕傲にして責任を顧みず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いつも軽佻という言葉をくり返していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ユダヤ人仲間によくある学識と軽佻(けいちょう)さとが不思議に混和してる人物だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ジョルジュが自分の過失を批判してる精神の軽佻(けいちょう)さだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然し君から輕佻の疑を受けた余にも...
長塚節 「土」
...軽佻(けいちょう)な気などは少しもお見えにならないような方だのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軽佻(けいちょう)に見えることだから」と笑いながら言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右大臣が軽佻(けいちょう)な女房の手引きでしいて結婚を遂げた時にも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...論者はこれに対して、現在の女教師や、女学生や、女流文人や、職業婦人やに共通する半可通的な、軽佻な、生意気な、あるいは粗野な習気を挙げて、その自説を弁護しようとするかも知れませんが、私は、かえってそれこそ論者の意見を顛覆させるものだと思います...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...浮華軽佻(ふかけいちょう)な時代のあとには...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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