...併し余が生存する間は此事を外にして第一義の問題がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し、この女々(めめ)しい繰り言とも見えるものが、実は世にも恐ろしい復讐への第一歩だろうとは誰が想像し得ただろう...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...併し老人が折り入つて願ふのですから...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...併し研究手段=操作は...
戸坂潤 「科学論」
...併しこのような個別的事実を除外すれば恐らく物一般が在るということが残るであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...併し之は啓蒙思想に就いてであって...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...併しそれだのに夫は直観を云い表わしていなければならない理由が今あった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し話しの筋は、私の云うような意味での「理想的状態」(即ち測定の精度などを条件に考えずに絶対的・無条件的に考えられた理想状態)が、元来あり得ないものだというのであり、そういう理想状態を想定することは、実験されるべき例の主体をばその実験の例の環境から孤立させて了う処の機械的な見方と一つに帰着するものに他ならぬ、というのであった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...――併し原理とは何か...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し社会民主党がその苦難期(一九〇七年後の数年間)に入るや...
戸坂潤 「辞典」
...併しそれはそうではないのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...日本を今日あらしめたものが併し必ずしもこの教学的精神でなかったということは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...併しこゝでもステパンは人に傲(おご)る癖を出さずにはゐられなかつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...併し是は即ち率意に書を作る方の最も極端なるものであつて...
内藤湖南 「北派の書論」
...併しカイロの博物館は...
濱田耕作 「埃及雜記」
...併し其が假に死者に對する侮辱だとしよう...
三島霜川 「解剖室」
...併し同氏は其後綿密に原稿に目を通され...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...併し僕は其唯一の連絡を切断して了ったのだ――...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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