...彼は小説コンテストで佳作を受賞した...
...この絵は佳作とは言えないが、がんばれば上達するでしょう...
...今年のカレンダーに採用された絵の中に、あなたが描いた佳作がありますよ...
...彼女は佳作の詩を書くのが得意です...
...ギターコンテストで、彼が演奏した曲は佳作に選ばれた...
...問 君はその詩を佳作なりと做(な)すや?答 予は必しも悪作なりと做さず...
芥川龍之介 「河童」
...問 君はその詩を佳作なりとなすや?答予(よ)は必ずしも悪作なりとなさず...
芥川龍之介 「河童」
...乙は味いは無いが面白いから佳作だと云える訳である...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...只佳作だなど云ふのは猶をかしいからさう云つて置く...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...父の最近の佳作の一つであった...
太宰治 「花火」
...ショパンではスケールの大きい佳作の一つ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...繰り返し朗誦して厭くことを知らない佳作だと私は思つてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は書いた時には左程にも思わなかったが、然う言われて見ると、成程佳作だ...
二葉亭四迷 「平凡」
...勿論君のものゝうちでは佳作に属すべきものだよ...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...その雑誌に「海を見に行く」といふ佳作を発表し...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...一概に、佳作とか、傑作とかと驚くものではありませんが、小説の一つの理想といふもののあらはれとして、読者にとつてはおそらく満足に堪へられぬ泉の水に胸を沾ほされる悦びに違ひありません...
牧野信一 「浪曼的月評」
...昔の投書雑誌の佳作といふやうなもので...
牧野信一 「浪曼的月評」
...覚えの悪いわたしが何時何処でゝも斯うと速坐に算えられるほどの万華なる佳作を書き...
牧野信一 「浪曼的月評」
...しかしてその句の価値を問へば即ち多くはこれ第一流の句にして俳句界中有数の佳作なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...その作品を佳作と云ったり出来ないことは明らかであると思う...
宮本百合子 「現実と文学」
...上流の人とても佳作が成るわけではないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...伊太利(イタリイ)各派の名品許(ばかり)で無く欧洲各派の佳作も多数に蔵(をさ)められて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...選外佳作に入ったにすぎない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??