...彼は小説コンテストで佳作を受賞した...
...この絵は佳作とは言えないが、がんばれば上達するでしょう...
...今年のカレンダーに採用された絵の中に、あなたが描いた佳作がありますよ...
...彼女は佳作の詩を書くのが得意です...
...ギターコンテストで、彼が演奏した曲は佳作に選ばれた...
...問 君はその詩を佳作なりとなすや?答予(よ)は必ずしも悪作なりとなさず...
芥川龍之介 「河童」
...荻原井泉水等の諸氏の作品にも佳作のあることは事実である...
芥川龍之介 「発句私見」
...私は向かいでクラーク・ラッセルの海洋小説の佳作を読み耽っていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...ポリドールにブライロフスキーの佳作がある(四〇五〇八)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ショパンではスケールの大きい佳作の一つ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シューマンはこの頃いくつかの佳作を発表した...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「朝」(同JD三八六)を歌ったのが二つとも佳作だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ピアノ曲にはなかなかの佳作があり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...繰り返し朗誦して厭くことを知らない佳作だと私は思つてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この時の三里塚の歌の中には 四方より桜の白き光射す総の御牧(みまき)の朝ぼらけかな などいふ佳作もある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...最佳作の方には何れ私から花輪を送りますから...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...一概に、佳作とか、傑作とかと驚くものではありませんが、小説の一つの理想といふもののあらはれとして、読者にとつてはおそらく満足に堪へられぬ泉の水に胸を沾ほされる悦びに違ひありません...
牧野信一 「浪曼的月評」
...作者近来の佳作たることは有無ないでありませう...
牧野信一 「浪曼的月評」
...しかしてその句の価値を問へば即ち多くはこれ第一流の句にして俳句界中有数の佳作なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...その洒堂を誨(おし)へたるもこれらの佳作を斥(しりぞ)けたるにはあらで...
正岡子規 「俳人蕪村」
...その作品を佳作と云ったり出来ないことは明らかであると思う...
宮本百合子 「現実と文学」
...すっきり抜けあがった佳作だと思った...
横光利一 「微笑」
...「佳作、佳作」曹操は激賞しておかなかった...
吉川英治 「三国志」
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