...古くはユーゴーの佝僂男が巣食っていたノートルダム寺院...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...電車は佝僂(せむし)のやうに首を竦(すく)めて走つてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...父さん!」今まで椅子に坐って黙りこんでいた佝僂(せむし)の娘が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...未来の社会にはもう佝僂(せむし)なんかはいねえよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...新聞売捌所(うりさばきじょ)の屋根に上ってる佝僂(せむし)の少年の姿を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その室の中にいるのはオーレリーと佝僂(せむし)の少年とだけだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恐ろしい佝僂(せむし)で...
中島敦 「悟浄出世」
...「殺されたのは大佝僂(おほせむし)の男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佝僂の男が殺されたつて? 菊治だ」「親分は御存じで」「ふゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...輕業師の菊太夫といふ佝僂男(せむしをとこ)が人を害めて三年前から行方知れずになつた――と言ふことが解りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左肩下りの醜怪な佝僂(せむし)の恰好になつて了つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...筆で唇(くちびる)を真っ赤に塗った佝僂の子がそこの机のところに立ち...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...河原崎権之助の女ちかが佝僂病(くるびやう)に罹つた時も...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...佝僂(せむし)や太っちょも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...わたしはその子が白癬頭(しらくもあたま)であるとか佝僂病(くるびょう)であるとかのために彼をあまり愛しない親たちを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...『佝僂男の失恋自殺』として「美人の写真を挟んだ日記を残して」と...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...小紋鳥La Pintadeこれは私の家の庭に住む佝僂(せむし)女である...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...彼女は自分が佝僂のせいで...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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