...古くはユーゴーの佝僂男が巣食っていたノートルダム寺院...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...見る見るうちに佝僂(くる)のやうに折れ曲つて...
薄田泣菫 「独楽園」
...父さん!」今まで椅子に坐って黙りこんでいた佝僂(せむし)の娘が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...『母ちゃん』とニイノチカ――あの佝僂の天使...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...僕は佝僂(せむし)を見ると自分の背中が痛くなる……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂(せむし)の少年は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...新聞売捌所(うりさばきじょ)の屋根に上ってる佝僂(せむし)の少年の姿を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂(せむし)の身体に熱烈な魂を包んでる彼は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身體を見ると大佝僂(おほせむし)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「殺されたのは大佝僂(おほせむし)の男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佝僂の少女はよろこんで手をたたき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...彼の手中の佝僂の子がほとんど飛ぶように逃げてゆくあいだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...この佝僂(くる)病が人間性の上にのこされているうちに...
宮本百合子 「現代の主題」
...河原崎権之助の女ちかが佝僂病(くるびやう)に罹つた時も...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...種村の寿女(すめ)さんは佝僂(せむし)であった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...先生が遠縁の佝僂女を引き取ったということについて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...どうかすると佝僂(せむし)に見え易い...
夢野久作 「戦場」
...小紋鳥La Pintadeこれは私の家の庭に住む佝僂(せむし)女である...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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