...余輩、あにこれより生ずるところの将来の結果を憂慮せざるべけんや...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...余輩(よはい)いまだ仏教の熱心家にして教理のために大事業を企てし人あるを聞かず...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...ゴム輪は余輩の見聞にして誤らずんば明治四十年頃銀座辺の宿車より初まり一二年にして市外近郊の辻車まで皆これにならえり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...余輩も亦当世の人なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...余輩とはよく浴槽の中で一緒になりお互いに丁寧の挨拶をしたものだが...
中里介山 「生前身後の事」
...当時余輩は早稲田鶴巻町の瑞穂館という下宿屋(これは小生が買い受けて普請をして親戚に貸して置いたもの)の隅っこにいたのであるが...
中里介山 「生前身後の事」
...余輩は甚だ以て不同心なり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...余輩が今ここにいうところの政(せい)の字は...
福沢諭吉 「学者安心論」
...今余輩の勧むる学問ももっぱらこの一事をもって趣旨とせり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...余輩もとより和漢の古学者流が人を治むるを知りてみずから修むるを知らざる者を好まず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...「十年前に企てたることを今すでに成したり」と言うがごときは余輩いまだその人を見ず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...独(ひと)り余輩(よはい)は所謂(いわゆる)藩の岸上に立つ者なれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...故に余輩の注意するところは...
福沢諭吉 「旧藩情」
...余輩これを保証すること能(あた)わず...
福沢諭吉 「教育の事」
...余輩の所見とて必ずしも天下の父母をして悉皆(しっかい)自らその子を教えしめんとするにあらず...
福沢諭吉 「教育の事」
...余輩にはまた少しく説あり...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...『余輩(よはい)の云(い)はんと欲(ほつ)する所(ところ)のものは』と憤激(ふんげき)してドード鳥(てう)が云(い)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...「初夏三日、与諸君取道湖西、抵越前角鹿津、与河池二君別、余輩経若狭、入丹後、観天橋、踰大江山帰、往来十有五日」と、樵歌に記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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