...「如何(いか)にして愛国心を養成すべきや」とは余輩がしばしば耳にする問題なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...余輩はここに繰返していう...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...ゴム輪は余輩の見聞にして誤らずんば明治四十年頃銀座辺の宿車より初まり一二年にして市外近郊の辻車まで皆これにならえり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...しかし余輩はそれを見てあぶないものだと思った...
中里介山 「生前身後の事」
...余輩は斯ういう行き方を非常に嫌う...
中里介山 「生前身後の事」
...その時余輩は高尾山に住んでいたのだが...
中里介山 「生前身後の事」
...板垣伯は余輩が小学校時代自由党の総理として我が郷里へ鮎漁に来たのか招いたのか――したことがある...
中里介山 「生前身後の事」
...余輩ハ与セズ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...余輩は日本國中の良民たる地位と面目とを全ふせんがため...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...苛刻ノ法令ヲ出ス毎(ごと)ニ、余輩、言ヲ卑(ひく)フシ謹テ願訴シタレドモ嘗(かつ)テ之ヲ聴カズ、随テ願訴スレバ随テ之ニ報ユルニ惨毒ヲ以テシ、一令出ル毎ニ其暴政タルヲ証スルニ足レリ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...ゆえに漸進急進の別は方法の細目なれば、余輩は、この論者を同一視して、ひとしくこれを改進者流の人物と認めざるをえず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...余輩もとより和漢の古学者流が人を治むるを知りてみずから修むるを知らざる者を好まず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...旧藩地に私立の学校を設(もうく)るは余輩(よはい)の多年企望(きぼう)するところにして...
福沢諭吉 「旧藩情」
...余輩(よはい)常に思うに...
福沢諭吉 「旧藩情」
...余輩断じていわん...
福沢諭吉 「教育の事」
...余輩もまた敢えてこれを強(し)いんとするにあらず...
福沢諭吉 「教育の事」
...余輩の考は少しくこれに異なり...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...「初夏三日、与諸君取道湖西、抵越前角鹿津、与河池二君別、余輩経若狭、入丹後、観天橋、踰大江山帰、往来十有五日」と、樵歌に記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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