...「余計者は黙っていた方がいいよ...
...「あの人は余計者だから、話に入れないで...
...「余計者を入れると、会話の流れが悪くなる...
...「余計者には相手にされなかった...
...「余計者として声を荒げるのはやめてください...
...他(よそ)の県で余計者になつた男を担(かつ)ぎ込み...
薄田泣菫 「茶話」
...腹立たしさうに余計者の銅鑼を睨(にら)まへる...
薄田泣菫 「茶話」
...鼠ほど無益(やくざ)な余計者は滅多にあるまい...
薄田泣菫 「茶話」
...人の生活の苦しみはどこにもあるし、云い分のある事情もそれぞれどこにもあるであろうけれども、人を余計者、生存に堪えがたくさせる仕打は、この世の最も冷酷な、理由の立たぬ態度ではあるまいか...
「草藪」
...自分ひとりを余計者と思い込み...
太宰治 「花燭」
...僕は余計者だ...
太宰治 「パンドラの匣」
...不細工な余計者みたいな気のするものでしてね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...余計者だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...薄命児だの余計者だのを発明したツルゲーネフだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...かてて加えて彼は薄命児だ、余計者だ、神経衰弱だ、時代の犠牲だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...最初のゲームはまだ終らなかったが、彼は早くも退屈してしまって、自分は余計者だ、邪魔なばかりだと、そんな気がしはじめた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...自分が余計者のようで不図涙が出た...
林芙美子 「泣虫小僧」
...私は何時も母親に余計者だとののしられながら暮らしていました...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...一番余計者の彼は片隅に身を縮め...
原民喜 「火の踵」
...余計者でどこでだってじゃまになる人間なんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...デトレフは自分が余計者だという感じに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...自分を余計者扱ひにして妹ばかりを大事に育ててゐる彼等は少しは思ひ知るであらう...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...それとの関係で云える伊藤整たちの登場人物(余計者の自覚によりつよく立ったあげくの積極性と平野の云っているところのもの)との関係など...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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