...「余計なおせっかいだよ...
海野十三 「電気看板の神経」
...お疲れのところを余計なこと云って...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...他人が余計な差出口をして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんな余計なことせんかてええのんに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「余計なことまで聞きたがるのは宥(ゆる)してくれい...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...結局犬の糞を食わされるだけが余計な事になる訳である...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...「余計な奴が闖入して来たと思わないでくれたまえよ...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...余計なことばかり多くなってるのに気づいて...
豊島与志雄 「反抗」
...余計なことを云うと思ったが...
豊島与志雄 「反抗」
...余計な事ばかり喋べり散らしたので城戸四郎君などはイライラしていたようであった...
中里介山 「生前身後の事」
...余計な仕事をするのは止(よ)せといいました...
夏目漱石 「こころ」
...「なにかまた余計なことをいったんじゃないのかね」「余計だったかな...
久生十蘭 「ノア」
...その次第はこの中津(なかつ)藩は武備を廃したる為(た)めに年々何万円と云う余計な金がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...余計なことでしたね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...大原が横際(よこあい)より「僕もお登和さんも晩までいて御相伴(おしょうばん)を致しましょう」お登和は余計な事といわぬばかりに「それではともかくも拵(こしら)えておきましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...今ではもう余計な邪魔な排泄物として...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無慈悲な生存のための闘争においては無駄なもので余計な負担である...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...「又余計な事をする」と云って視学官連中が膨(ふく)れ面(つら)をするにきまっていたから……...
夢野久作 「木魂」
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