...余程早く出発しないと遅刻するよ...
...風邪で顔色が悪いけど、余程辛くはないよ...
...彼女は余程のことがない限り、笑顔を絶やさない...
...余程の美少女だから、彼に告白されたんじゃない?...
...首相が来るので、余程規律正しい立ち振る舞いを心がけよう...
...之は必ず将来に非常なる社会人類の為に幸福を持来し、又永久平和の為に大なる貢献を為すべきものであると云ふ事を確信して努力を厭はぬのでありますが、併し乍ら現状から云ふと、日本の今日の難問題を解決すると云ふ事は、余程困難である...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...余程急ぐとみえてまだ私が遮断機を全部上げ切らないうちに...
大阪圭吉 「白妖」
...余程身体(からだ)が何(ど)うかしてゐると見える...
薄田泣菫 「茶話」
...それが余程違つた見方がしてあつた...
田山録弥 「西鶴小論」
...お前さんも余程(よっぽど)な薄野呂(うすのろ)だね」お島はそう言いながら...
徳田秋声 「あらくれ」
...余程の手利らしく...
直木三十五 「南国太平記」
...二人ともにわたくしの母よりも余程年とつてゐたらしいことは...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...余程後になるまで...
永井荷風 「来訪者」
...だから余程時代後(おく)れだと...
夏目漱石 「それから」
...「余程熱心なのと見へて寝言でも...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...余程周囲の人達が私との間に就いて途方もない誤解を認めてゐるらしかつた...
牧野信一 「二日間のこと」
...左ういふことは余程六ヶ敷い言葉を用ひて書くべきだ...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...妾今晩は叔父さんの事の方が余程気になつてゐるのよ...
牧野信一 「妄想患者」
...私はこの事件のあつたとき未だ漸く六歳だつたのであるが、のちの三菱ヶ原のお艶殺し、大正初年の小石川七人殺し、柳島四人殺し、鈴ヶ森お春殺し等と共にいまもハツキリ当時の戦慄を身内に喚び起すことができるから、余程、満都を震撼させたものと見える...
正岡容 「大正東京錦絵」
...余程立居振舞いたに付き過ぎたものあるを見てとられるだらう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...余程空腹であったのだろう...
宮本百合子 「餌」
...……これ程の心付けをするとあれば余程の路用を持っているに違いない...
夢野久作 「斬られたさに」
...何にしても余程の残忍な...
夢野久作 「巡査辞職」
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