...俺は決してお前を憎むのではないが暫らく余焔(ほとぼり)の冷(さ)めるまで故郷(くに)へ帰って謹慎していてもらいたいといって...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...――中世紀の最後の余焔が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ぶすぶすと余焔(よえん)はまだ尽きない...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...信貴越大阪兵燹(へいせん)の余焔(よえん)が城内の篝火(かがりび)と共に闇(やみ)を照(てら)し...
森鴎外 「大塩平八郎」
...おとといからの余焔である...
吉川英治 「新書太閤記」
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