例文・使い方一覧でみる「余炎」の意味


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...夕焼の余炎が消えかかつた空を...   夕焼の余炎が消えかかつた空をの読み方
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」

...また百姓(ひゃくしょう)の輩(はい)は地租改正(ちそかいせい)のために竹槍(ちくそう)席旗(せきき)の暴動(ぼうどう)を醸(かも)したるその余炎(よえん)未(いま)だ収(おさ)まらず...   また百姓の輩は地租改正のために竹槍席旗の暴動を醸したるその余炎未だ収まらずの読み方
石河幹明 「瘠我慢の説」

...鉱毒問題の余炎がとかく上りやすいので...   鉱毒問題の余炎がとかく上りやすいのでの読み方
伊藤野枝 「転機」

...その余炎で町中はまるで蒸されるように暑く...   その余炎で町中はまるで蒸されるように暑くの読み方
寺田寅彦 「高原」

...日露戦争の余炎がまださめぬ頃で...   日露戦争の余炎がまださめぬ頃での読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...日露戦争の余炎(ほとぼり)がまださめぬ頃で...   日露戦争の余炎がまださめぬ頃での読み方
徳冨盧花 「水汲み」

...火災の余炎があるばかりで...   火災の余炎があるばかりでの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...余炎はまだ盛んなものでした...   余炎はまだ盛んなものでしたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...余炎(ほとぼり)を抜くまでどこぞに忍ばせているだろう...   余炎を抜くまでどこぞに忍ばせているだろうの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...二千人以上の殉教者と三万数千人の被刑者とを出して尚執(しふ)ねく余炎をあげてゐた切支丹騒動なるものは一段落ついた様に見えた...   二千人以上の殉教者と三万数千人の被刑者とを出して尚執ねく余炎をあげてゐた切支丹騒動なるものは一段落ついた様に見えたの読み方
長與善郎 「青銅の基督」

...やや余炎(ほとぼり)のさめたる頃に信さんお前は腹を立つか知らないけれど時の拍子だから堪忍して置いてくんな...   やや余炎のさめたる頃に信さんお前は腹を立つか知らないけれど時の拍子だから堪忍して置いてくんなの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...なお若かった日すらも恨めしい所のあった源氏の心のいわば余炎ほどの愛を受けようとは思わない...   なお若かった日すらも恨めしい所のあった源氏の心のいわば余炎ほどの愛を受けようとは思わないの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...(ウェルギリウス)今もなお身うちに幾らか情熱の余炎が残っている...   今もなお身うちに幾らか情熱の余炎が残っているの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

「余炎」の読みかた

「余炎」の書き方・書き順

いろんなフォントで「余炎」


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