...突然急痾(きゅうあ)に犯されて殆(ほと)んど七十余日間病牀(びょうしょう)の人となった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それがお互いに別れ別れにされてしまって四十余日になるのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...ここに十余日を過ぎぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...宮中の美人、皆侵掠され、百余日の後、懐妊する者衆(おお)く、尋(つ)いで往きて王に白(もう)し、罪咎(ざいきゅう)を免れんと庶(ねが)う...
南方熊楠 「十二支考」
...私にのこされた余日を...
三好達治 「測量船拾遺」
...初めの五十余日は...
山本周五郎 「さぶ」
...こうして十余日、二人は押籠めの日を送ってきたのだが、いっしょに寝起きをしてみると、清七は手に負えない乱暴者どころか、極めて温和(おとな)しい小心者であり、愚かしいほど善良だということがわかった...
山本周五郎 「さぶ」
...三十余日もかかったわけです...
山本周五郎 「失蝶記」
...ことに三十余日のあいだ...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...それで二年余日、それとなく注意していると、一ノ関のうしろには、老中の酒井雅楽頭がおり、そのしり押しによって一ノ関が動いている、ということがわかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...寛文六年に国老となってからすでに五年余日経っているが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もちろん二十余日の過労が祟ったのである...
山本周五郎 「柳橋物語」
...七十余日の髯をきれいに剃りおとす...
吉川英治 「私本太平記」
...こうした囚(とら)われのご不自由もすでに七十余日になる...
吉川英治 「私本太平記」
...それから四十余日後の身の運命など...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお余日ありなどと...
吉川英治 「新書太閤記」
...三十余日の籠城の間に...
吉川英治 「茶漬三略」
...(二)一つの私事(大正十三年二月)歳暮余日も無之御多忙の程察上候...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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