...彼の失態に対する余憤がまだ残っている...
...余憤を晴らすためにジョギングに行った...
...彼女は退職後に余憤を晴らすために海外旅行に出かけた...
...余憤が収まらず、嫌な気分を引きずっている...
...相手の反省の様子を見て、余憤を抱えたままではいられなくなった...
...僕はまだ余憤(よふん)を感じたまま...
芥川龍之介 「死後」
...私は余憤を吐き捨てるように言う...
外村繁 「澪標」
...まだ何か余憤があるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...猿におどかされなすったのだ」「ほんに憎い畜生よ」米友の余憤は容易に去らないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角さんの余憤が止まらないのも無理はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...楽はできません」お角さんの余憤満々たるのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...次の大判の唐本仕立てなるを取って見ると「周易経伝(しゅうえきけいでん)」――お銀様は「三世相」の余憤を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...余憤の迸(ほとばし)るところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸の台閣には人間がいねえのかなあ」六十七こういう余憤に駆(か)られながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...」彼女はまださつきの余憤があつたので...
北條民雄 「道化芝居」
...余憤を私にのみ向けたのであらうと私は推察した...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...その口論の余勢と余憤とで...
牧野信一 「父を売る子」
...ドンドン走って本舞台へ)隊一 待てっ! 誰だ(怒りの余憤でよくも見ないで抜打ちにしそうな姿勢を取る)使者 本隊よりの使いの者だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...Y君はHと格闘した余憤の残っている上に一人で重い屍体をひっくりかえした時に力を費して心持も平静を失っている...
森於菟 「屍体異変」
...なお去らぬ余憤に舌打ちを鳴らしています...
吉川英治 「江戸三国志」
...その業腹の余憤(よふん)をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...余憤(よふん)は...
吉川英治 「親鸞」
...戦国の残存者の余憤(よふん)であった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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