...新年の余寒が残っている...
...夜間は余寒が厳しいので、暖かい服装を心がけてください...
...寒冷地では余寒が長く続くことがある...
...雪が降ったあとも、余寒で雪が溶けずに残ることがある...
...今日はまだ余寒が残っているので、風邪を引かないように気をつけてください...
...鎌倉を驚かしたる余寒(よかん)あり大正三年二月一日 虚子庵例会...
高浜虚子 「五百句」
...まだ余寒が酷(きび)しく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...未だ二月の余寒の強い比(ころ)にあっては...
田中貢太郎 「蠅供養」
...早朝、護国神社参拝、道後入浴、余寒春寒、そゞろに寒い...
種田山頭火 「松山日記」
...余寒がなか/\にきびしい...
種田山頭火 「松山日記」
...余寒の風のまだ肌にとげとげしいころ...
徳田秋声 「縮図」
...余寒のきびしい初春の頃...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...余寒夜を恐れ辞して去る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...余寒の時節芝居小屋に出入するは余の恐るゝ所なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
......
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...冬の余寒が去らない日和(ひより)を聯想(れんそう)させる...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...舷(ふなばた)に瓜ただよふや島近したそあるかみんな睡てゐる余寒哉しかし...
長谷川伸 「カン」
...そういった位の余寒さだ...
堀辰雄 「卜居」
...時候は立春、暮春(ぼしゅん)、余寒(よかん)、暖(あたたか)、麗(うらら)、長閑(のどか)、日永(ひなが)の類をいふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「余寒にはしばしはしゝを怺(こら)へかね」...
南方熊楠 「十二支考」
...余寒が却ってきびしいから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...昭和八年は余寒がきわめて厳しく...
武者金吉 「地震なまず」
...かかりしほどに法皇(ほうおう)は文治二年の春の頃建礼門院の大原の閑居御覧(ごろう)ぜまほしゅうは思(おぼ)し召されけれども二月弥生(きさらぎやよい)のほどは嵐烈しゅう余寒も未だ尽(つき)ず峰の白雪消えかねて大声張りあげて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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