...彼は試合終了後も余勢を駆って走り続けた...
...余勢を駆って勉強に取り組む...
...仕事の合間に余勢を利用して運動する...
...余勢をかって突破する...
...余勢を駆使して新しいチャレンジに挑戦する...
...余勢をかって花田中尉の脚を傷つけたのだ...
梅崎春生 「日の果て」
...その余勢でもつて...
薄田泣菫 「独楽園」
...強(し)いて空虚を充たそうとする自覚的努力の余勢がかえって空虚その物を引展(ひきの)ばすようにも思われた...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...其反動の余勢であなたは実際以上に自己を主張されねばならぬ様なハメになられたこともありましょう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...友人共の手前、また酒の余勢で、むりにああしていたようなものの、実はお清に対してそれほどでもなかったんだろう...
豊島与志雄 「反抗」
...その余勢かと思われるほどすぐに...
豊島与志雄 「変な男」
...お取計らいを食って出て来たその余勢ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...未だ昂奮の余勢が残つてもう少しの間は眠れさうもないから君は先に寝給へよ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...天明の余勢は寛政...
正岡子規 「俳人蕪村」
...それまた余勢で馬までも霊物と交われば...
南方熊楠 「十二支考」
...力(つと)めて尻をすぼめる余勢に...
南方熊楠 「十二支考」
...余勢でまた刀を振っている)何ですか?(チョットした間...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お亭の下は池の水が滝の余勢で弛く動いてゐる...
室生犀星 「名園の落水」
...それもついに立ってしまった余勢でうやむやに三人は玄関へ押し出て行った...
横光利一 「旅愁」
...我れを斜めに吹きて余勢...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...不倶戴天(ふぐたいてん)の仇敵をやッつけた筆誅の余勢である...
吉川英治 「私本太平記」
...馬の余勢なりで跳んで行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...道三の首を長良川へ斬って捨てた余勢の軍が...
吉川英治 「新書太閤記」
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