...彼は試合終了後も余勢を駆って走り続けた...
...余勢を駆って勉強に取り組む...
...仕事の合間に余勢を利用して運動する...
...余勢をかって突破する...
...余勢を駆使して新しいチャレンジに挑戦する...
...余勢をかって花田中尉の脚を傷つけたのだ...
梅崎春生 「日の果て」
...雨はまだ余勢を見せて降ったり止んだりしていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ひた奔る馬は余勢を駆って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...友人共の手前、また酒の余勢で、むりにああしていたようなものの、実はお清に対してそれほどでもなかったんだろう...
豊島与志雄 「反抗」
...お取計らいを食って出て来たその余勢ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...余勢が横なぐりに...
夏目漱石 「二百十日」
...余勢を喰って、私はあざみの花の中にもんどりを打った...
牧野信一 「ゼーロン」
...彼はその余勢を以て絵事(かいじ)を試みしかども大成するに至らざりき...
正岡子規 「俳人蕪村」
...余勢でまた刀を振っている)何ですか?チョットした間...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...お亭の下は池の水が滝の余勢で弛く動いてゐる...
室生犀星 「名園の落水」
...駆けおりた余勢で...
山本周五郎 「風流太平記」
...伊東一族を亡ぼした余勢で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...我れを斜めに吹きて余勢...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...余勢の激流は滔々(とうとう)と岸を洗っている...
吉川英治 「三国志」
...掃蕩(そうとう)の余勢を駆ッて...
吉川英治 「私本太平記」
...羽柴、明智、稲葉の父子(おやこ)は、徹底主義な信長の令に、余勢を駆って、加賀へまで攻め進んだが、「いや、程よくしておけ」と、信長は急に、或る限度で進攻を止めてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「それっ、追い討ちにかかれ」「焼き立てろ、火攻めに移れ」良兼の部下は、余勢を駆って、さらに、豊田郷の深くに進攻し、放火、掠奪、凌辱(りょうじょく)など、悪鬼の跳躍をほしいままにして、その日の夜半頃、筑波へひきあげた...
吉川英治 「平の将門」
...しかしこれらはすべて「余勢」であって...
和辻哲郎 「鎖国」
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