...彼は試合終了後も余勢を駆って走り続けた...
...余勢を駆って勉強に取り組む...
...仕事の合間に余勢を利用して運動する...
...余勢をかって突破する...
...余勢を駆使して新しいチャレンジに挑戦する...
...余勢をかって花田中尉の脚を傷つけたのだ...
梅崎春生 「日の果て」
...ひた奔る馬は余勢を駆って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...その余勢の及ぶ所...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...明治の浮世絵は実に北斎国芳国貞らが制作の余勢に外(ほか)ならざる也(なり)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ふざけたまねをするない」振舞酒(ふるまいざけ)の余勢で巻舌(まきじた)をつかってみましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...土佐派というものになおかなりの余勢があった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...余勢を喰って、私はあざみの花の中にもんどりを打った...
牧野信一 「ゼーロン」
...天明の余勢は寛政...
正岡子規 「俳人蕪村」
...余勢でまた刀を振っている)何ですか?(チョットした間...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お亭の下は池の水が滝の余勢で弛く動いてゐる...
室生犀星 「名園の落水」
...あるいはかのゾラにルゴン・マカアルの血統を追尋させた自然科学の余勢でもあろうか...
森鴎外 「なかじきり」
...駆けおりた余勢で...
山本周五郎 「風流太平記」
...伊東一族を亡ぼした余勢で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それの余勢で、前線の一角では、毎日のように逃亡兵が出ていたので、六波羅から関東勢のうけた衝撃は、一にも二にも、「裏切り者の結城めが!」であった...
吉川英治 「私本太平記」
...馬の余勢なりで跳んで行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...忿怒(ふんぬ)の余勢を...
吉川英治 「新書太閤記」
...前代の余勢でまだ剛宕(ごうとう)な精神や冒険的な精神が残っているが...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...しかしこれらはすべて「余勢」であって...
和辻哲郎 「鎖国」
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