...よく美術展に来る余人の意見も聞き入れたい...
...彼女は余人に頼まれた手伝いを引き受けてくれる心優しい子だ...
...僕はただ余人の追っかけをするのが好きだ...
...インターネットは余人の世界観を広げるのに役立つ...
...面接で余人を上回る自己紹介ができなかったため、不合格になってしまった...
...――それらの資格は余人がきめるが好い...
芥川龍之介 「岩野泡鳴氏」
...余人ならぬ自分たちの運の星の消えるのを見ることになろうとは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...余人にできぬことじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...あとは男女十余人の召使のみで賑(にぎや)かなような寂しい暮しをしております...
中里介山 「大菩薩峠」
...近所の衆など総勢三十余人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この様な感覚の共鳴によつて情と景との結ばれる例は余人の余り試みず...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十余人が黙して聞きおるなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...私たち二千九十一万余人の婦人有権者は...
宮本百合子 「幸福のために」
...門外には岸和田から来た岡部内膳正長和(ないぜんのしやうながかず)の一番手二百余人...
森鴎外 「大塩平八郎」
...あとに七十余人の人足が残った...
山本周五郎 「さぶ」
...そして騎馬徒士とも二千百余人である...
山本周五郎 「日本婦道記」
...仕止めるにはもってこいですな」「一夫関(いっぷかん)に当れますからね」「四対二十余人なら楽なもんですよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...つづいて八千余人の列を作って城門から出るにはかなりな時間を要したとみえ...
吉川英治 「上杉謙信」
...老女侍女など千余人の召使いに...
吉川英治 「三国志」
...通ってはならん」「余人(よじん)なら知らぬこと...
吉川英治 「三国志」
...汝らは薛喬(せっきょう)の部隊そのほかと三万余人で...
吉川英治 「三国志」
...五百余人の堂衆を後(しり)えにつれて...
吉川英治 「私本太平記」
...なお三千余人の人命を収容していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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