...何遍も/\引つくり返して...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そしてこれを何遍も何遍も繰返して行く中に...
田山録弥 「生滅の心理」
...過去において何遍となく繰返されている...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...私が今まで何遍も繰り返して云って来たことに他ならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...日に何遍もココアをいれさせるとなさけなさそうな顔をしてやってくれた...
中勘助 「島守」
...何遍かお辭誼をした...
長塚節 「十日間」
...何遍でも繰返(くりかえ)して見る時間はあるが...
夏目漱石 「永日小品」
...何遍(なんべん)歯がゆい不快に悩まされたか知れません...
夏目漱石 「こころ」
...そうして日に何遍となくリボンを掛け易(か)える...
夏目漱石 「それから」
...その代り僕は饂飩(うどん)を何遍も喰ってるじゃないか」「ハハハハ...
夏目漱石 「二百十日」
...何遍もあの辺を通過した経験のあるものから云うと馬鹿げているが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...何遍でも同じ事を繰り返してやめなかった...
夏目漱石 「道草」
...何遍か危ない目にも逢わせた女房ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな具合にこれまでも何遍となく蘇らせたので...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...ホモイはうれしさに何遍(なんべん)も...
宮沢賢治 「貝の火」
...何遍(なんべん)言うてもあの女でない女房は生涯持ちませぬとの熱心に...
森鴎外 「そめちがへ」
...それが一番のお供養だナアお祖母さん」と大声で何遍も何遍も繰り返すので...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...何遍もお辞儀しいしい禿頭を光らせて出て行った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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