...「何様だと思っているの?」...
...「彼女は何様でもない普通の女の子だよ...
...「上司になると、何様かになる人が多い...
...「自分のことを何様だと思っているんだろう...
...「何様のつもりでここに来たんだ...
...奈何様(いかさま)...
石川啄木 「天鵞絨」
...たとえ彼が如何様であっても...
大杉栄 「獄中消息」
...仮令(たとい)何様(どん)な暮しをしようとも...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...……何様(どん)なこと?」「はあッ」と...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...横入りしやがったこのイギリス人こそ何様のつもりだ! いいか...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...何様(どん)な家でも少くも一二枚飼(か)わぬ家はない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...余の心は如何様(どんな)に躍(おど)ったであろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...近代の資本主義が如何様に構成されているかを説明せんがためであり...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...如何様(いかよう)の人にござりしや...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしらだけ別にしてもらいてえというのは、わしらには、その前から一つ願をかけたことがあるだあ」「願をかけたって、それはどうしたことですか、何様へ、どんな願がけをしたのですか」「いや、何様へ何をという、目に見えた話ではねえんだ、わしらは、いつかある時期を見て、日本中を歩いて一巡(ひとめぐ)りして来てえと思ってたでね」「日本中を一巡りって、与八さん、一人でそんなことを……」「一人じゃねえんだ、わしぁ、この郁太郎さんをおぶって、そうして、日本中の霊場巡りをして来てえものだと思って、ひとりで願をかけているのだから、その願を果さねえうちは、船で外国へ行く気にはなれねえのだから、ちょうどいい折だから、お松さんはみんなを連れて、その殿様のお船とやらへ行って下せえ、わしぁこれから廻国(かいこく)に出かける」「まあ」お松は与八の言うことに眼を円くしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...而して仮令如何様の事あるも...
蜷川新 「天皇」
...「如何様にもお詫いたす」「これは貴いお方の御隠居様が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...何様じゃあるまいし...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...何様(どんな)事があったッて...
広津柳浪 「昇降場」
...同志は如何様(いかよう)の余裕ありて...
福田英子 「妾の半生涯」
...もう如何様(どんな)に藻掻(もがい)たとて駄目だと思う...
二葉亭四迷 「平凡」
...御時世なんだ! どこの何様が...
三好十郎 「地熱」
...「入らっしゃい」とも「如何様」とも何とも云わないから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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