...さうして何時迄かゝると云ふ時間の豫約をして呉れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...何時迄もこの筆を措(お)きたくないのですけれど御免なさいもう本当にこれで左様なら...
伊藤野枝 「遺書の一部より」
...他人の独立する迄は依頼して他人の独立を待つて始めて独立せんとするものは何時迄待ても独立し得ざる人なり...
内村鑑三 「時事雑評二三」
...何時迄行っても、樹々に埋れた井戸の底から仲々抜出られぬ...
中島敦 「光と風と夢」
...果して何時迄もつだろうか? 今幸福そうに見える此の父親は...
中島敦 「光と風と夢」
...人は何時迄もエァリエルやパックばかりではいられない...
中島敦 「光と風と夢」
...何時迄も歩いていたかった...
中島敦 「プウルの傍で」
...併し花房一郎は何時迄(いつまで)経っても芦名兵三郎を縛りそうもありません...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...この儘(まま)に何時迄(いつまで)もこの船の中に居られるものでない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何時迄(いつまで)経(た)っても矢張(やっぱ)り手拭を姉様冠(あねさまかぶ)りにして...
二葉亭四迷 「平凡」
...結局これが何時迄つゞくのか――といふことが問題である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...選手の練習を何時迄でも見物してゐるのが慣ひであつた...
牧野信一 「大音寺君!」
...何時迄もあの娘を手に入れる道がない...
松永延造 「職工と微笑」
...『私(わたし)は何時迄(いつまで)も何時迄(いつまで)も...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...何時迄たつたつて片づきやあしない...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...二の三何時迄も三田が「けつたいな人」の域を出ないのにひきかへて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...女達は何時迄も話してゐた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...結局何時迄も會社の状態を不安ならしめるものだといふ事と...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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