...固より此樣に抑へて行けば何時迄經つても爆發する事がないかも知れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
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李箱 「BOITEUX ・ BOITEUSE」
...他人の独立する迄は依頼して他人の独立を待つて始めて独立せんとするものは何時迄待ても独立し得ざる人なり...
内村鑑三 「時事雑評二三」
...そして何時迄も其處を離れないで見て居るのであつた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...人間は何時迄たつても仲々成人(おとな)にならないものだと思ふ...
中島敦 「かめれおん日記」
...幼稚さといふ點では何時迄も子供なのであつて...
中島敦 「かめれおん日記」
...「宝島」の作者は何時迄も海賊と埋もれた宝物のことを書いていればいいのであって...
中島敦 「光と風と夢」
...何時迄も歩いていたかった...
中島敦 「プウルの傍で」
...何時迄も默つて居るわけには參りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斯ういふ空頼めを抱いての日送りも既に三十五日になるが何時迄続くのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何時迄も笑って居られた...
古川緑波 「食べたり君よ」
...太陽が雲へ入る、とても見込みはなさゝうだ、でも待ってゐる、何時迄待った、といふ記録をつくるためであらう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その晩に限つて何時迄待つても現れず...
牧野信一 「緑の軍港」
...それを思へば何時迄も家に歸りたからず...
正岡子規 「花枕」
...何時迄見て居てもあきなかつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何時迄も良人の椅子の傍に佇んでいた...
宮本百合子 「或る日」
...人手がないから何時迄もいてくれるように...
矢田津世子 「反逆」
...何時迄もこんな田舎でくすぶってるのは厭だから……やくざになって一生を楽しく暮そうと決心したンだ」「七五郎...
山中貞雄 「森の石松」
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