...何らの註解をも要しないのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼らにとっては何らかの特異のものであるという考(かんがえ)が潜んでいる...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...「何らの訳にて天下を経歴いたし候か...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何らの遊びにもふけらない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何らの利害関係もなく単なる本能から「すべてを発見した」彼らの大なる喜びとなるのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間の感情生活は最早本質的には何ら新らしいものを生じなかったからに他ならない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...人には何らの影響を与えざるのみならず...
夏目漱石 「模倣と独立」
...したがって何らの奇もなかった...
夏目漱石 「門」
...世の中を見渡すに何らの責任ある位地におらず...
新渡戸稲造 「自警録」
...何らか纏まった筋のあることはかえって作品の真実性を損なうものとすら考えられていた傾向がある...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...こちらは必ず何らかの形で理屈をつけて自演の落語と剣戟とを結んでいかねばならないのだから...
正岡容 「わが寄席青春録」
...二私は朝鮮に関してはほとんど何らの学識を持たない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...はたしてこれを試みて何らかの効果があるかどうか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...土地の本来的なかつ不可壊的な力とは何らの関係もない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...資本がいやしくも何らかの利潤を生む限り...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...同一国の個人間の取引においては生産された効用の価値以外には何らの利得もない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...五個の頂点を持つという性質を明白に体現していた始生代の自然物に対する何らかの文化的ないしは宗教的な熱狂の産物であると――互いに――強弁しあってきた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...もはや救いを阻(はば)む何らの障礙(しょうがい)もないのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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