...私たちに男性といふ高尚な觀念を與へるためには殆ど何の役にも立たないのでした...
アポリネエル Guillaume Apollinaire 堀辰雄訳 「青い眼」
...何の役にも立たないだろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...何の役にも立たない...
石川欣一 「比島投降記」
...その実詰(つま)らぬ事では何の役にも立たない...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...要するにリアリズムという合言葉が何の役にも立たない程に歪められたり稀釈されたりしているのを見ても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...何の役にも立たないかも知れないが...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...でも彼の言葉などは何の役にも立たないような気がして...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...何の役にも立たないで...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...当事者には何の役にも立たない...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...人間の精神生活には何の役にも立たないがらくたの掃溜である...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...もう何の役にも立たない私は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何の役にも立たない武器に過ぎません...
夏目漱石 「明暗」
...燃やしてしまうほか何の役にも立たない枯れた葡萄の蔓!ベルナアルさんは沈黙の戒律を破ったために修道院で一番卑しい仕事を課せられているのだった...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...いくらひっぱたいても何の役にも立たないことが分ったのでミチャイ小父とミニャイ小父とが轅馬に乗り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...時間がつぶれるだけで何の役にも立たないことが多いので...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それは生殖の上に何の役にも立たない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何の役にも立たない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...些くとも一生に一度位はきっと……鼻ってものはどうしてこんなに高くなっているのか知らん……何故こんな恰好をしているのであろう……物を嗅いだり呼吸をしたりするほかには何の役にも立たないのか知らん……なぞと考えられた御経験がおありになる事と想像されます...
夢野久作 「鼻の表現」
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